東京・初台にある新国立劇場の2025 / 2026シーズンオペラが10月にスタートします。開幕公演は、
プッチーニの甘美な旋律がとびきりロマンティックな物語を紡ぐ、永遠の青春オペラ『ラ・ボエーム』。10月1日(水)から10月11日(土)まで、新国立劇場オペラパレスで上演されます。チケットの発売は8月9日(土)10:00から。
19世紀のパリを舞台に、詩人ロドルフォとミミの儚い愛、そして明日の成功を夢見る若き芸術家たちの貧しくも自由な生活を描いたこのオペラに、名匠
パオロ・オルミの指揮のもと注目のキャストが集結します。ヒロインのミミには感情表現が絶賛されるマリーナ・コスタ=ジャクソンが新国立劇場初登場。ロドルフォにはトップテノールのルチアーノ・ガンチ、マルチェッロにはイタリアの実力派バリトン、マッシモ・カヴァレッティが出演。コケティッシュなムゼッタには活躍の続くソプラノ
伊藤晴が登場します。
粟國淳演出の舞台は豪華にして繊細で、パリの街を俯瞰するような美術が大きな見どころ。そして丁寧な心理描写で若者たちの愛と喪失の物語を映画のように描き出し、深い感動を誘います。
写真:新国立劇場『ラ・ボエーム』より 撮影:三枝近志