奇跡です！　先日、こちらのニュースで和製ジョアン・ジルベルトこと中村善朗さんのライブ情報を掲載しましたが、そんな中村さんでも驚くでしょう、まさに仰天のニュース！　落ち着いて聞いて下さい。何とジョアン・ジルベルトが来日します！！　もちろん初来日です！！　最近、ジャズピアニストの巨人、オスカー・ピーターソンが来日して話題を集めてますよね？　「もう生で観れるのは最後かもしれないね」とジャズ仲間と話してましたが、ジョアン・ジルベルトは最後と言うか、初めてですからね！　少なくとも小生の周りじゃ日本でジョアンの演奏を生で観たって人はいませんよ。　そして、おそらく最初で最後でしょう。

　1931年生まれで、50年代から活躍してる人ですからね。ブラジル音楽好きも、そうでも無い人でも、真のリアル・ボッサ、真のオリジナル、ボサノヴァを生で聴ける最初で最後のチャンス！見逃す手はあるまい！？　

9月11日、12日　東京国際フォーラム　ホールA
9月15日、パシフィコ横浜

（チケット発売の詳細は未定。決まり次第、コチラのページでお伝えしますので、しばしお待ち下さい。）

　出演：ジョアン・ジルベルト
　主催：TBS、朝日新聞、プロマックス

　筆者なんて、このニュースを聞いてからと言うもの、ろくに食べ物も喉を通らないほど不安な日々を送っています。本当に来るのでしょうか？　ジョアン・ジルベルト・・・。
傍若無人で世界一の気まぐれ屋さん、奇行の逸話は数知れない彼で、アントニオ・カルロス・ジョビンも、その性格には手を焼いたという人物ですからね。ジョビンも亡き21世紀の極東日本に、今になってやってくるなんてとても信じられないのです。ただただ当日まで、来てくれる事を祈るのみ！

　歴史的一夜になりそうな9月の来日に向けて、今の所、最新作にしてソロとしては唯一のスタジオ録音盤（！）カエターノ・ベローゾ・プロデュースによる10年ぶりのソロアルバム『声とギター』（写真）なんかを、じっくり聴きこんどきましょ！