『苦役列車』に続き、
前田敦子と
山下敦弘監督が再びタッグを組んだ映画『もらとりあむタマ子』が11月23日(土)より公開決定、さらにはアジア最大の映画祭である〈釜山国際映画祭〉の「A Window on Asian Cinema部門」に出品されることが決定しました。
音楽チャンネル「MUSIC ON! TV(エムオン!)」のステーションIDから生まれた本作は、前田敦子が扮する“タマ子”という女の子の日常のひとコマを、季節感溢れるワン・シチュエーションで表現したもの。 ――タマ子は東京の大学を出たものの、父親がひとりで暮らす甲府の実家に戻ってきて就職もせず、家業のスポーツ店も手伝わず、ただひたすらに食っちゃ寝、食っちゃ寝の毎日――。そんなタマ子がちょっとした一歩を踏み出すまでの1年を、秋にはじまり、夏に至るまでの四季を通して描いています。
ボサボサ頭で毎日がほぼジャージ姿、家事を手伝うこともなく、ただひたすらロールキャベツや、カレーライス、アイスキャンディ……などを食べまくり、中学生にまで同情されてしまうほどの“残念な実家依存娘”タマ子を演じる、前田敦子の女優としての新境地にも注目を。
なお、脚本は、山下監督と大学時代からコンビを組み、昨年は
『ふがいない僕は空を見た』が高い評価を得た向井康介(2人によるオリジナル映画は
『松ヶ根乱射事件』以来6年ぶり!)。そして主題歌は、星野 源「季節」(3rdアルバム
『Stranger』収録)です。