岩田剛典を主演に迎え、『
決戦は日曜日』の
坂下雄一郎がメガフォンを取った、皮肉と愚痴と笑いに満ちた新感覚映画『金髪』が、11月に全国公開することが決定。あわせて、“金髪デモ”に翻弄され困惑した表情が印象的なティザー・ヴィジュアルが公開されています。
EXILE、
三代目 J SOUL BROTHERSのパフォーマー活動を中心に、近年は俳優としても話題作への出演が相次いでいる岩田にとって、意外にも教師役は本作が初となります。岩田が挑んだのは、爽やかで生徒に好かれる素敵な教師かと思いきや、職場で年配の教師たちに囲まれ、“可愛がられる後輩キャラ”が板についてしまった30歳という、ちょっとイタいキャラクター。主演を務める岩田は本作について「確かに他人に言われてみたらちょっとダサいよね、みっともないよね、大人げないよね、、みたいな日常あるあるのオンパレード。そんな絶妙に共感できる、若中年あるある描写が多くてきっと中高年の皆様には必ず刺さると思います。ぜひぜひ、全国のおじさん、おじさん予備軍の皆様に見て笑って頂きたいです」とアピール。さらに、「今まで演じた中で多分ダントツでみっともなくてダサい主人公を演じました」と自身の演じる主人公・市川を分析しています。
監督は常にシニカルな目線で人間の愚かさを笑いに昇華させてきた、コメディ映画の新世代を担う坂下雄一郎。『決戦は日曜日』(2022)に続き、坂下自身が執筆したオリジナル脚本である本作は、日本独特のおかしな校則、教師のブラックな職場環境、暴走するSNSやネット報道という社会問題を背景に、大人になり切れない教師が、生徒たちの金髪デモに振り回されながらも成長(=自分がおじさんであることを自覚)していく様を、皮肉と愚痴と笑いを交えて描いた新感覚ムービーです。主演・岩田剛典のキャスティングについて坂下監督は、「金髪の生徒たちに負けないくらい個性的で独特なキャラクターである主人公のキャスティングにはパフォーマーだけではなく様々な活動をされている岩田さんにやっていただけたら作品の面白さがより深まるのでは、と思いオファーさせていただきました。想像以上でした」と手ごたえを語っています。
国内外から評価を得ている坂下監督のオリジナル脚本で描かれた本作『金髪』にて初の教師役に挑戦となった岩田と、アジア最大の企画マーケットの一つ、香港アジア・フィルム・ファイナンシング・フォーラム(HAF)のIDP部門で非香港映画の企画大賞を受賞した奇抜なストーリー展開に期待が高まります。
公開されたティザー・ヴィジュアルは、「これは、自分が “おじさん”になっていることに気が付かない “イタい“”中学校教師が生徒の金髪デモに直面し“正しい中年”になる話しである」と坂下監督特有のシニカルなストーリーを説明する文章に加え、岩田演じる教師・市川の困惑した表情が印象的なヴィジュアルに仕上がっています。
[コメント]日本特有の社会問題や固定観念を今までに無かったような切り口で皮肉と愚痴と笑いを交えて描く、新感覚の映画になりました。
普段から意識していないと自覚しないような、気にも留めずに流れて行きがちな発言や行動。
確かに他人に言われてみたらちょっとダサいよね、みっともないよね、大人げないよね、、みたいな日常あるあるのオンパレード。
そんな絶妙に共感できる、若中年あるある描写が多くてきっと中高年の皆様には必ず刺さると思います。ぜひぜひ、全国のおじさん、おじさん予備軍の皆様に見て笑って頂きたいです。共感しすぎて自分が嫌になっちゃう人もいるかも。
でもきっと劇場を出る時はちょっとスッキリして晴れやかな気持ちで劇場を後にして頂けます。
今まで演じた中で多分ダントツでみっともなくてダサい主人公を演じました。
是非。――岩田剛典(主演)金髪にした中学生たちが集団で登校してくる。
校則がテーマの映画を考えているときに、海外で制服に関する校則に抗議するために男子生徒たちがスカートを履いて登校してきたというネットニュースを思い出し、これがもし日本を舞台にしたらと考えて、髪型の校則に抗議するために生徒たちが金髪に染めて登校してくるという物語の始まりを考えました。
ですがこの映画の主人公は金髪の生徒たちではなくそのクラスの担任教師です。
金髪の生徒たちに負けないくらい個性的で独特なキャラクターである主人公のキャスティングにはパフォーマーだけではなく様々な活動をされている岩田さんにやっていただけたら作品の面白さがより深まるのでは、と思いオファーさせていただきました。想像以上でした。引き受けていただいたこと本当に感謝しています。
岩田さんが毒づき、うろたえ、さわやかぶるさまを確認するためにぜひ劇場でお楽しみください。――坂下雄一郎(監督)©2025 映画「金髪」製作委員会