現代クラシックを代表する作曲家、
マックス・リヒター(Max Richter)が、彼の代表作でこれまでに22億回以上のストリーミング再生を記録している『スリープ』の10周年を記念して制作した新作『
スリープ・サークル』を9月5日(金)に発表します。新作は、眠りに落ちる直前の“入眠時幻覚(ヒプナゴジア)”の状態をテーマにした、約90分におよぶ作品。アルバムの発売に先立ち、収録曲「Dream 11_Moth-Like Stars Pt. 2」と「Non-Eternal Pt.3」の先行配信がスタートしています。
リヒターは、2023年に『スリープ』の短縮版をライヴ演奏した経験から得られた新たな着想をもとに、レム睡眠1サイクルに合わせた構成で新作を制作。録音は、リヒターとクリエイティブ・パートナーであるユリア・マーが共同運営する、英オックスフォードシャーのスタジオ「Studio Richter Mahr」にて行なわれました。
伝統的なオーケストレーションとモダンな電子音楽の融合で知られるマックス・リヒターは、深い人間的体験を音楽へと昇華させる作品を数多く手がけてきました。累計ストリーミング再生数は30億回を超え、現代音楽界において圧倒的な存在感を放っています。
また、ディオールのファッション・ショーの音楽を手がけ、鬼才ウェイン・マクレガー振付によるバレエ作品を作曲するなど、ファッションや舞台芸術の分野でも高い評価を獲得。さらに、
ドゥニ・ヴィルヌーヴ、
マーティン・スコセッシ、
アリ・フォルマンら著名な映画監督ともコラボレーションを重ねています。
Photo by Mike Terry