メガデスは、1983年の結成以来、爆裂の一途をたどりました。これまでに全世界で5,000万枚以上のレコードを売り上げ、グラミー賞を受賞し(ノミネートは12回)、数十億回のストリーミング再生を記録し、全米アルバムチャートBillboard 200で7度のトップ10入りを果たし、世界中のアリーナとスタジアムで何百万人もの熱狂的なファンを魅了。過去作品には、プラチナ認定のアルバム『Peace Sells...But Who’s Buying?』(1986年)、プラチナ認定のアルバム『Rust In Peace』(1990年)、Billboard 200で2位を記録したダブルプラチナ認定のアルバム『Countdown To Extinction』(1992年)など、紛れもない名盤が数多く含まれ、近作では、アルバム『Dystopia』(2016年)が初登場でトップ3入りを果たし、そのタイトル曲がグラミー賞の最優秀メタル・パフォーマンス賞を受賞。2022年のアルバム『The Sick, The Dying...And The Dead!』も再びトップ3入りを果たし、シングル「We’ll Be Back」でグラミー賞の最優秀メタル・パフォーマンス賞に再度ノミネートされ、絶賛の嵐を巻き起こしています。
80年代スラッシュメタル復興の先駆けとなり、90年代MTV全盛期を風格と独自のスタイルで駆け抜け、Y2K以降も歩みを止めず、2010年代のSNSとストリーミングの時代には崇高な存在となり、パンデミック後には世界の不確実性と不安を、いっそう大胆かつ壮大な形で作品へと昇華させてきたメガデス。彼らの影響はメタル界だけに止まらず。ポスト・マローンが“So Far, So Good...So What!”(3rdアルバムのタイトル)というタトゥーを誇らしげに披露し、アニメ『ザ・シンプソンズ』のホーマー・シンプソンのiPodに彼らの名が認められ、人気ドラマ『ビリオンズ』や映画『ビルとテッドの地獄旅行』の要所に彼らの話が登場します。
また、近年ではバンドはアルコール業界に進出し、2016年にはバンド初のシグネチャービール「A Tout Le Monde」を、2019年には「Saison 13」を発売。デイヴ・ムステインは、先駆的ワインブランド「HOUSE OF MUSTAINE」を創設し、同ブランドは、デイヴ・ムステインとサンディエゴ交響楽団による画期的コラボレーションに着想を得た“2013 Symphony Interrupted Cabernet Sauvignon”でデビューを果たしています。