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綾野 剛、黒木 華のW主演作『シャニダールの花』は来年公開

石井聰亙   2012/11/05 15:51掲載
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綾野 剛、黒木 華のW主演作『シャニダールの花』は来年公開
 『狂い咲きサンダーロード』『爆裂都市 Burst City』『逆噴射家族』、そして2012年には10年ぶりの長編『生きてるものはいないのか』を発表、ジャンルを超越した世界観で世界中で熱狂的な支持を受ける映画監督、石井岳龍がオリジナル脚本で挑むリアル・ファンタジー・ムービー『シャニダールの花』が来年公開となることが発表されました。

 主演には、2013年・大河ドラマ『八重の桜』(松平容保役)の出演を控え、今年は『ヘルタースケルター』『るろうに剣心』『新しい靴を買わなくちゃ』など、数々の話題作に立て続けに登場し、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの綾野 剛。そして、蜷川幸雄野田秀樹長塚圭史といった名立たる演出家から高い評価を受け、昨年は映画『東京オアシス』でスクリーン・デビュー、現在はNHK『純と愛』にも出演、今後は映画『舟を編む』(原作:三浦しをん)への出演も控える黒木 華と、若手実力派の2人をキャスティング。“人間に花が咲く”というただならぬ夢をモチーフに、花と人間の関係を問いかける、怖くて美しい現代のおとぎ話が展開されます。お楽しみに。

<石井岳龍監督からのコメント>
綾野君は、エッジの効いた独特の存在感や役への没入感の深さに感心していて、以前からとても気になっていた俳優さんなので、今回、がっつり組んで良い仕事が出来きたと思うので嬉しいです。
黒木さんは素朴な天然さが今回の役にぴったりだと感じ、お願いしました。今の日本にもこんな古典的な女優さんがいるとは驚きです。
他の俳優さんとも初めての仕事でしたが、それぞれの存在がとても興味深く、短い付き合いながら充実感にあふれました。彼らの、静かで、印象的な演技のぶつかり合いは「花」と共にこの作品の最大の見どころです。

<綾野 剛からのコメント>
ただただ、忘れもしません。
「始動、怖い、不安、それでも懸命に挑み続けよう。」
クランクアップした瞬間、脳裏に溢れたのは、初日の監督の言葉でした。
同時に、黒木華さんを初め、女性キャストの瑞々しい確かな力に、各部署のただなら
ぬ集中力と緊張感に支えられ、最後まで大瀧賢治で立ち続ける事ができました。
参加出来た事、大変興奮し感謝しています。
石井岳龍組。静かな狂気。

<黒木 華からのコメント>
綾野さんは凄く感覚的な方だと思いました。反射的というか、瞬時にリアクションを返してくださって、綾野さんのおかげで、楽しみながら安心して現場にいられたのだと思います。
初めてのことばかりで、最初は、凄く不安でしたが、石井監督とお会いして一緒に作っていく日々の中で、監督の魅力に引き込まれる毎日でした。
監督自身が明確なイメージをもっていて、それを確実に表現するスタッフや、役者がいる。
この組で今まで経験したことのない空気感だったり、素に近い演技をすることの難しさを体験できたと思います。ストーリーはもちろんですが、衣装、美術、映像、全てがスタイリッシュで石井監督だからこそ、作れた映画だと思います。

※2013年、全国ロードショー
■『シャニダールの花』


[STORY]
極めて少数の女性にではあるが、皮膚に謎の植物の芽が現れ、見たこともない美しい花が咲くという不思議な現象が起こっていた。満開時の花びらから採取された成分は、画期的な新薬の開発につながることが発見され、製薬会社はその花の提供者を全国から見つけ出し、その提供者の花の成長を全面的にケアするという特殊な施設「シャニダール」を発足させていた。そしてその花は“シャニダールの花”と呼ばれ、提供者には億単位の報酬が与えられていた。その施設で新人として働くこととなった響子(黒木華)は研究者である大瀧(綾野剛)の下、ユリエ(伊藤歩)、ミク(山下リオ)など提供者のケアの業務に就くこととなる。ある日、ハルカ(刈谷友衣子)という新しい提供者が発見された──。

監督:石井岳龍
脚本:じんのひろあき / 石井岳龍 / 田中智章
出演:綾野剛 / 黒木華 / 刈谷友衣子 / 山下リオ / 古舘寛治 / 伊藤歩
企画・製作:ファントム・フィルム
制作プロダクション:ドラゴンマウンテン
製作:「シャニダールの花」製作委員会(ファントム・フィルム 神戸芸術工科大学 ノブ・ピクチャーズ)
配給:ファントム・フィルム
(C)2012「シャニダールの花」製作委員会
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