さぁ年末です！　今年公開された映画を振り返り、ベスト10の選出に着手してる頃かと思いますが、そんな映画ファンにとって今年最高の発見は、ヒットを約束された『マトリックス』でも『ターミネーター』でも無い。コレでしょう！　そう『シティ・オブ・ゴッド』(写真はサントラ盤)！！　ベルも鳴らさずに、そよ風のように彼方のブラジルから登場した、無名の新人による突然変異の大傑作！　そして異例の大ヒット！　カンヌ国際映画祭の最大の発見と言われ、不作が続いた世界各国の映画祭で問答無用に話題を集めた本作は、まさに2003年に日本で公開された映画を代表する1本では？　これが早くも12月21日にDVD(AEBF-10176 \4,179)で発売される事が決定しました！　
　砂塵を巻き上げるブラジルはリオのスラム街“シティ・オブ・ゴッド”を舞台に、少年達が、やがて街を仕切るギャング団に成長して行く姿を、マーティン・スコセッシもセルジオ・レオーネもビックリの手腕を持ってして描き出す暴力のクロニクル。この大傑作のDVD化とあって、実に充実したソフトになっています！　まず初回限定盤には、シティ・オブ・ゴッドのファベラ地区で撮った、フェルナンド・メイレレス監督の短編作『ゴールデン・ゲート』を収録。そしてメイキング・ドキュメンタリー『Officina de Atores』や、原作者パウロ・リンスのインタビューも収録。オリジナル予告編やビデオクリップ、未公開シーンなどもしっかり押さえ、短編アニメなんかも収録した大充実特典の数々・・・。あの立川談志に「深作欣二とサム・ペキンパーに見せてやりたい」と言わしめたこの『シティ・オブ・ゴッド』。ちょっと過激なクリスマス・プレゼントをお探しなら、本作がピッタリかと思われます！　ぜひ。