ロキシー・ミュージックのメンバーとして1970年代初頭に音楽シーンに登場し、その後自らの作品を発表する傍ら、
デヴィッド・ボウイ、
トーキング・ヘッズ、
U2ほか、多くのアーティストを手がけるプロデューサーとしても活躍してきた
ブライアン・イーノ(Brian Eno)。イーノのインスタレーションでしか披露してこなかった楽曲や、イーノ・オンライン・ストアのみで過去に限定販売していた作品などのレア曲・未発表曲を収録したCD6枚組『ミュージック・フォー・インスタレーションズ』(UICY-15731〜6 9,800円 + 税)が5月4日(金)に発売されます。そのほか、シリアルナンバー入りでアクリル板表紙付きブックレットなどを同梱する限定盤CDスーパー・デラックスと、アナログ9枚組のLPスーパー・デラックス(いずれも輸入盤)が同時発売されます。
パッケージはブライアン・イーノと長年コラボレーションしてきたニック・ロバートソンがデザインし、64ページのブックレットには、初公開の写真やイーノが書き下ろした解説などを収録。音源は英ロンドンのアルケミー・スタジオのマット・コルトンがマスタリングを担当しています(『メイキング・スペース』のみサウンドマスターズのケヴィン・メトカルフェ)。国内盤はSHM-CD仕様で英文解説の翻訳付きです。
音楽を動的で千変万化するもの、そして絵画を静的なものだと考えるなら、私がしようとしていることは、静的な音楽と動的な絵画を制作することだ。私はそのふたつの形で音楽の従来のコンセプトと絵画の従来のコンセプトの間に存在するスペースを見つけようとしているのだ――ブライアン・イーノ