ピアニストの
河村尚子が、RCAでの5枚目のソロ・アルバムにして、2014年のラフマニノフ以来4年ぶりとなる新録音『
ショパン: 24の前奏曲&幻想ポロネーズ』(SICC-19009 3,000円 + 税)を4月25日(水)にリリース。
河村は5歳で渡独し、ハノーファー国立音楽芸術大学在学中に〈ミュンヘン国際コンクール〉第2位、〈クララ・ハスキル国際コンクール〉優勝で注目を浴び、ドイツを拠点に活動するピアニスト。本作は、2009年のRCAデビュー盤『夜想(ノットゥルノ)』以来、河村のトレードマークとなっている
ショパン作品へのひさびさの回帰であり、「演奏会で何度も取り上げ、これらの作品の解釈が熟してきている今、どうしても録音として残しておきたい」という河村の思いが結実したものです。
本作は、ショパンの最高傑作かつ最高の音楽的難度を誇る「24の前奏曲」と、「幻想ポロネーズ」を中心に、「幻想即興曲」「前奏曲嬰ハ短調」「3つのマズルカ」そして「フーガ」を収録。2014年11月〜2016年11月にかけて茨城・水戸芸術館で開催された“ショパン・プロジェクト”で、ショパン作品を新たな視点で捉えた河村の最前線を伝える内容です。
河村は2018年5月から2019年秋にかけて、
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ14曲を全4回(予定)のシリーズ公演として取り上げる“ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ・プロジェクト”を始動。日本では、東京、神奈川・横浜、兵庫・西宮(『河村尚子ベートーヴェン紀行』)、山形・白鷹町の4ヵ所を拠点に展開する予定です。