アース・ウインド＆ファイアー、ミニー・リパートン、マリーナ・ショウ、マディ・ウォーターズ、ハウリン・ウルフ、テリー・キャリアーなどを手がけ、1976年に亡くなった伝説のプロデューサー / アレンジャー / 作曲家、チャールズ・ステップニー（Charles Stepney）。彼が生前自宅で録音した音源を収録するアルバム『Step on Step』が9月9日（金）に発売されます。解説は冨田恵一（冨田ラボ）。

　4トラックのテープに残されていた音源は、ほとんどがステップニーのオリジナル曲。60年代後半から70年代初頭にかけて、米シカゴのサウスサイドにある自宅の地下室にステップニーがこもり、一人で録音したものです。

　国内盤を発売するレーベルringsのプロデューサー、原雅明はこのアルバムについて「チャールズ・ステップニー幻のデビュー・アルバムが遂に日の目を見る。1人で楽器を演奏して4トラックのテープで録音された愛すべきホーム・レコーディング作品であり、ステップニーの後の名曲の原型も聴くことができる。大規模なスタジオ制作に至る前の録音ゆえのピュアな輝きを放っているサウンドは、ステップニーが残した音楽を愛するリスナーを魅了すると共に、クリエーターにとっても多くのインスピレーションを与えるはずだ」とコメントしています。