1986年2月に大沢誉志幸プロデュースによるシングル「ガラス越しに消えた夏」でソロ・ヴォーカリストとしてデビューした“マーチン(Martin)”こと
鈴木雅之 が、ソロ・デビュー30周年を迎えた今年、7月に30周年&還暦記念アルバム
『dolce』 を発表。9月からは全国ツアー〈taste of martini tour 2016 Step 1.2.3 〜dolce Lovers〜〉も開催し、9月22日に還暦を迎えてもなお精力的に活躍し、“ラブソングの王様”として圧倒的な存在感を放っています。
そんな充実期にあるマーチンに朗報が。11月17日に第58回〈輝く!日本レコード大賞〉の各賞が発表され、鈴木雅之が同賞の“最優秀歌唱賞”に選出されました。最優秀歌唱賞は今年の活躍や印象を踏まえて、複数年にわたって実績を残し、安定した歌唱力を積み重ねてきている歌手に贈られるとのことで、長くトップシンガーとしてヒット曲を放ち、名曲を歌い続けるマーチンに相応しい受賞といえるのではないでしょうか。
1980年に
シャネルズ として「ランナウェイ」でメジャー・デビュー。黒人ミュージシャンのイメージを模した黒塗りの顔で一躍人気グループとなり、当時邦楽歌手があまり触れなかったドゥー・ワップを歌って歌謡シーンに新たな息吹をもたらしました。83年に
ラッツ&スター に改名した後も「め組のひと」「Tシャツに口紅」など多くのヒット曲を生んでいます。
ソロ・デビュー後は「ガラス越しに消えた夏」をはじめ、「別れの街」「もう涙はいらない」「恋人」など数々のラブソングやバラードの名曲を発表。
菊池桃子 との
「渋谷で5時」 や
島谷ひとみ との
「ふたりでいいじゃない」 といったデュエット・ソング、
ゴスペラーズ とラッツ&スターからの選抜メンバーで構成されたスペシャル・ユニット“
ゴスペラッツ ”でも話題を呼び、2011年にはキャリア初のカヴァー・アルバム『DISCOVER JAPAN』が第53回〈日本レコード大賞〉“優秀アルバム賞”を受賞しています。
VIDEO
最新作『dolce』には
アンジェラ・アキ 、
岡村靖幸 、
きたやまおさむ (
ザ・フォーク・クルセダーズ )、
久保田利伸 、
KREVA 、
JUJU 、
谷村新司 、
玉置浩二 、
野宮真貴 、松尾 潔、
松任谷由実 、
横山 剣 (
クレイジーケンバンド )ほか日本の音楽シーンを代表する豪華なアーティストが参加し、各方面で好評を得るなど話題となっています。多くのアーティストからリスペクトされ、“キング・オブ・ラヴ・バラディアー”の面目躍如となる鈴木雅之に今後も注目です。