80年代初頭に同郷の
ウイントン・マルサリスとともに新伝承派の旗頭として鮮烈にデビュー。その後、ジャズ界のメインストリームを突き進みながらも、映画のサウンドトラック(代表作は
スパイク・リー監督作品『モ・ベター・ブルース』)も数多く手掛ける多才なトランペット奏者、
テレンス・ブランチャード(TERENCE BLANCHARD)。彼がこのたび、かつてデビュー作をリリースしたコンコード・ジャズに復帰。グラミー受賞作『A Tale Of God's Will』(07年)より2年ぶりとなるニュー・アルバム
『CHOICES』(UCCO-1087 税込2,500円)を発表します(写真は前作『A Tale Of God's Will』)。レギュラー・バンドを従えて故郷ニューオーリンズのオグデン南美術館でレコーディングされた今作には、現代アメリカを代表するアフロ・アメリカンのオピニオン・リーダーのひとりドクター・コーネル・ウエストと、ネオ・ソウル界の実力派ヴォーカリスト、
ビラルがゲストで参加。ハイブリッドなモーダル・ジャズ・アルバムに仕上がっています。