ニュース

土岐麻子、ソロ・デビュー10周年記念ライヴで父と共演!

土岐麻子   2014/12/22掲載(Last Update:15/01/22 18:35)
はてなブックマークに追加
土岐麻子、ソロ・デビュー10周年記念ライヴで父と共演!
 2004年のソロ・デビューから今年で10周年を迎えたシンガー・土岐麻子が、12月20日(土)、恵比寿The Garden Hallにてワンマン・ライヴを開催。〈TOKI ASAKO 10th ODYSSEY ソロデビュー10周年 感謝祭!!どこにも省略なんてなかった3952days〉と題された本ツアーの最終日にあたる2014年12月20日(土)は、ソロ・デビュー・アルバム『STANDARDS 〜土岐麻子ジャズを歌う〜』のリリース日である2004年2月25日から数えて「3952」日目にあたる日。

 この日の土岐をサポートしたバンドメンバーは、学生時代からの仲間というギターの奥田健介(NONA REEVES)、過去何度も土岐のバックを務めたベース鹿島達也、8曲目に演奏された「読唇術」で土岐とのデュエットを披露したキーボード伊澤一葉(the HIATUSあっぱ)。そしてバンドマスターでありドラムスの矢野博康は、土岐がかつて在籍していたバンドCymbalsのメンバー。矢野が土岐と一緒にツアーを回ったのはCymbals解散以来初めてのこと。気心の知れたバンドとともに、ソロ・キャリアの集大成とも言える10年間を凝縮したライブを見せつけてくれました。

 白いドレスに身を包んだ土岐は、オープニング・ナンバー「眠れる森のただの女」を皮切りに、新旧織り交ぜたベスト&レア楽曲を披露。5曲目の「Under Surveillance」は、2005年にリリースしたアルバム『Debut』に収録されている土岐が唯一自ら作曲を手掛けた楽曲ながら、過去ライヴで一度も歌われたことがなく、本ツアーが本邦初公開。また、14曲目に歌われた「Rendez-vous in ‘58」もこの日が初めてのパフォーマンス。

 第2部では、スペシャル・ゲストとして、実父であり日本を代表するサックス奏者・土岐英史が登場。「今日は客席に母も来ていて、なんだか引退ライヴみたいになっていますが(笑)」とリラックスしたムードの中、土岐英史がプロデュースした最新アルバム『STANDARDS in a sentimental mood 〜土岐麻子ジャズを歌う〜』に収録されているレッド・ホット・チリ・ペッパーズの「Californication」と、Cymbals結成のきっかけとなったというレアなエピソードとともにキャロル・キング「I Feel The Earth Move」のカヴァー2曲を演奏。土岐英史の奏でるサックスが圧倒的な存在感で会場を包み込むと、会場はこの日一番の盛り上がりを見せました。

 そしてライヴ終盤に披露されもう一つのハイライトとなったのが、この10年間の代表曲をメドレー形式にアレンジした「10th ODYSSEY Special Medley」。「Gift 〜あなたはマドンナ〜」に始まり、「ロマンチック」、「How Beautiful」、「トーキョー・ドライブ」など、新旧交えた名曲全9曲をノンストップで歌いあげ、最後は再び「Gift 〜あなたはマドンナ〜」で締める構成。時間にして約22分にも及んだこのメドレー、まさに圧巻のパフォーマンスであり、超満員の観客からも万雷の拍手が沸き起こっていました。

「みなさんの10年間は、どんな感じだったのでしょうか?そんなことを思い浮かべながら、聴いていただけるとうれしいです」というMCの後に、大学生時代に歌詞を書いたという奥田健介作曲の「ブルー・バード」を思い入れたっぷりに歌唱し、本編終了。アンコールでは、再び土岐英史のサックスとともに、ニュー・アルバムに収録されているクリスマスソング「Christmas in the City」をしっとりと歌い上げ、この日をライヴは幕を閉じました。休憩を挟んで2時間45分。ツアータイトル通り、「どこにも省略のなかった」濃密なひと時を過ごした観客は、土岐麻子の節目となる貴重なライヴを体験し大満足の様子でした。

TOKI ASAKO 10th ODYSSEY
ソロデビュー10周年 感謝祭!!
どこにも省略なんてなかった3952days


2014年12月20日(土)
東京 恵比寿 The Garden Hall

出演:
土岐麻子(vo) / 土岐英史(sax)
矢野博康(ds) / 鹿島達也(b) / 奥田健介(g) / 伊澤一葉(key)

[演奏曲目]

[第1部]
01. 眠れる森のただの女
02. Smilin’
03. サーファー・ガール
04. ホロスコープ
05. Under Surveillance
06. September

[第2部]
07. heartbeat
08. 読唇術
09. Walk On
10. Californication w/土岐英史
11. I Feel The Earth Move w/土岐英史
12. 10th ODYSSEY Special Medley
13. Gift 〜あなたはマドンナ〜
14. Rendez-vous in'58
15. ブルー・バード

[アンコール]
16. Christmas in the City w/土岐英史
最新ニュース
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[特集] 「柚木麻子と朝井リョウとでか美ちゃんの流れる雲に飛び乗ってハロプロを見てみたい」アフタートーク[インタビュー] アーバンで洗練されたグルーヴを鳴らす注目の6人組バンド BESPER
[インタビュー] 徹底的に音にこだわった ロックとオーケストラの完全なる“融合” GACKT[インタビュー] イベント〈The Night Unthreads 〜360° floor live〜〉にも出演 00年サウンド再来、CLW
[インタビュー] プロデューサー藤井隆が語る 麒麟・川島明のファースト・アルバム![インタビュー] スーパープレイヤーぞろいのブラス・アンサンブルが、満を持して発表するバロック名曲集 ARK BRASS
[インタビュー] 「私が歌う意味」 自らが選曲したディズニー・ソングで歌手デビュー 檀れい[インタビュー] 突如あらわれた驚異の才能! 10代の集大成となる1stフル・アルバム Meg Bonus
[特集] 嘘の本屋 リアル異変探しゲーム「嘘の本屋」[インタビュー] TSUMUZI 5拍子の魅力に取りつかれた男の新作は、これまでのリズム研究の集大成
[インタビュー] みやけん×ヒビキpiano 「二刀流」vs 「超テクニック」人気のピアノ男子対談![インタビュー] 佐野元春 自身の名曲群を“再定義”した 最新アルバム『HAYABUSA JET I』
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015