11月22日に東京・LINE CUBU SHIBUYAより開幕した〈和楽器バンド Japan Tour 2024 THANKS 〜八奏ノ音〜〉のファイナルであり、デビュー10周年の1年を掛けてファンへの感謝を届けてきた日々の終着点となりました。
[ライヴ・レポート] 「Overture〜八奏ノ音〜」に乗せて一人ずつ登場し、スポットライトの下でファンの歓声を一身に浴びるメンバーたち。黒流(和太鼓)、山葵(Drum)、亜沙(Bass)、蜷川べに(津軽三味線)、神永大輔(尺八)、いぶくろ聖志(箏)、町屋(Guitar&Vocal)、最後に鈴華ゆう子(Vocal)が姿を現して8人が揃うと、黒流が「和楽器バンドのライブへようこそ!ファイナルだ!」とシャウト。10月にリリースしたベストアルバム『ALL TIME BEST ALBUM THANKS 〜八奏ノ音〜』でも幕開けを飾っている「六兆年と一夜物語(Re-Recording)」からスタートすると、「オイオイ!」という力強い掛け声をファンも上げ、早々に一体感が場内を満たしていく。かと思えば、「生命のアリア」ではしっとりとした美しいメロディーに酔わせ、圧巻の歌唱と緻密な演奏で射抜き、その場に立ち尽くさせてしまう。ベストアルバム収録曲をほぼ網羅しつつ、この日披露したのは全28曲というフルボリューム。ベストアルバム制作時に募ったファンの要望を参考にしながらセットリストを組み、10年の歴史を彩ってきた多彩な楽曲たちを次々と披露して行った。