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“アーティスト主宰レーベル”とは?

2006/10/20掲載
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“自主レーベル”なんて言葉にも代表される、アーティストが自ら設立したレコード・レーベルについて、CDJournal.com的考察をまとめてみました。
「レーベル買い」なんて言葉があるように、巷の音楽中毒者の指針の一つともなっている“レコード・レーベル”の数々。自分のものは自分で出す! 好きなものもね! とばかりに、アーティスト自らがレーベルを立ち上げることもまた世の常。そんなアーティスト主宰レーベルをいくつかご紹介!今後のお買い物の参考にぜひ。


●“doppietta(ドッピエッタ)”

意味は、イタリア語で「2連射」/サッカー用語で「1試合で2得点」とか。アフロ頭が何よりの目印、大橋卓弥とともにスキマスイッチに在籍する常田真太郎によって設立。第1弾リリースは、シンガー・ソングライター石川亨輔のソロ・ユニット“ソフテロ”のミニ・アルバム『それでいてユニーク』。常田自身がサウンド・プロデュースも手掛ける。

公式HP:http://www.office-augusta.com/doppietta/



●“TENSAIBAKA RECORDS(テンサイバカ・レコーズ)”

JesseRIZE)によって、2005年設立(所属事務所ILL CHILL内)。所属アーティスト/バンドは、RIZE、Def Tech、E.D.O.(“EARTH DIRTY OUTKAST”の略。メンバーには、SORASANZEN(Jesse)、SHEN(Def Tech)も参加)、NIKKAなど。CD/レコードのリリース以外に“T.B.T(TENSAIBAKA TEAM)”なるファッション・ブランドもあり。

T.B.T公式HP:http://www.tenbakawear.com/index.html



●“ROSE RECORDS(ローズ・レコーズ)”

サニーデイ・サービス曽我部恵一が2004年に設立。第1弾アーティストは、シンガ−・ソングライター鈴木知宏こと“tomohiro with music tape recorders”の1stアルバム『DEAD ROCK MOVIE』。ネット・ラジオ“ROSE RADIO”は毎週月曜更新。最新リリースは、曽我部恵一の弾き語りライヴを収めた『東京コンサート』。

曽我部恵一/ROSE RECORDS公式HP:http://www.sokabekeiichi.com/



●“裸足の音楽社(ハダシノオンガクシャ)”

それまでに活動をともにしていた坂本商店(fOUL所属)を離れ、2005年秋にeastern youthのメンバーによって設立。第1弾リリースは『365歩のブルース』。これとはまた別に、吉野寿(ヴォーカル/ギター)は自身のソロ音源『bedside yoshino #1〜#2』を完全自主制作にてリリース。ライヴ活動も行なっている。

裸足の音楽社 公式HP:http://www.hadashino-ongakusha.jp/index.html



●“NOISE McCARTNEY RECORDS(ノイズ・マッカートニー・レコーズ)”

くるりのアンテナに引っかかった良質な音源たちをダイレクトにリスナーへ届ける」というモットーにて、2002年設立(社長は佐藤征史(ベース))。第1弾リリースは、彼らの後輩でもある越後屋『2001.1.demo』(ライヴでの物販/Web通販のみでリリース)。

NOISE McCARTNEY RECORDS公式HP:http://www.quruli.net/nmr/cgi-bin/index.cgi



●“ROCK'N'ROLL KINGDOM(ロックンロール・キングダム)”

MAD3結成15周年というロックンロール史上の節目、2004年に誕生。第1弾リリースは、三角形の特殊ジャケットが評判を呼んだ2曲入りシングル「KING PYRAMID SPECIAL」。つい先日、第2弾リリース『Lost Tokyo』が発売された。

MAD3/ROCK'N'ROLL KINGDOM公式HPhttp://www.mad3.jp/



●“PIZZA OF DEATH RECORDS(ピザ・オブ・デス・レコーズ)”

「スピーディー・メロディアス・エネルギッシュ・超トリオ」こと、Hi-STANDARDによって設立(社長は、ソロとしても活躍中の横山健)。第1弾リリースは『ラスト・オブ・サニーデイ』(1994年)。シッコの名盤『ユー・アー・ノット・ザ・ボス・オブ・ミー』を流通するなど、早い時期より海外とのコンタクトも行なっていた。

PIZZA OF DEATH RECORDS公式HP:http://www.pizzaofdeath.com/



●“FAT WRECK CHORDS(ファット・レック・コーズ)”

NOFXの巨漢番長、ファット・マイクが主宰。1987年、NOFX「The P.M.R.C. can Suck on This」の再発を皮切りに活動をスタート。No Use For A NameSnuffPropagandhi、Dillinger Four、Hi-Standard などなど数多くのリリースを発表し、“メロディック・パンク”の代名詞ともいえる存在に。現在は日本語版HPも設立。

FAT WRECK CHORDS公式HP:http://www.fatwreck.com/



●“EPITAPH RECORDS(エピタフ・レコーズ)”

ブレット・ガーヴィッツ(バッド・レリジョン)によって設立、1981年に第1弾リリース「Bad Religion EP」を発表。格安コンピレーションの先駆けとなった『Punk-O-Rama』シリーズをはじめ、RancidDropkick MurphysConvergeなどのビッグ・ネーム、それぞれに異なるジャンルを発信するサブ・レーベル(ANTI/Hellcat)など、バラエティに富んだ活動を行なっている。

EPITAPH RECORDS公式HP:http://www.epitaph.com/



●“DISCHORD RECORDS(ディスコード・レコーズ)”

「ワシントンD.C.のバンドしかリリースしない」という確固たるローカル・ルールに基づきながら、現在もシーンを牽引するアメリカのインディ・レーベル。第1弾リリースは、主宰者の1人でもあるイアン・マッケイが在籍したTEEN IDLES「Minor Disturbance EP」(1980年)。当初の運営資金は、ヘンリー・ガーフィールド(ヘンリー・ロリンズ)がアイスクリーム屋さんで働いてまかなっていたというのはまさしく美談。

DISCHORD RECORDS公式HP:http://www.dischord.com/



●“DIM MAK RECORDS(ディム・マック・レコーズ)”

THIS MACHINE KILLSのヴォーカルとしてもお馴染み、スティーヴ青木によって1996年に設立。ブルース・リーをイメージさせる「死の感触」(中国語)が名前の由来とか。envyNine Days Wonder、THERE IS A LIGHT THAT NEVER GO OUTのUS盤リリースなど、結構な日本びいきディスコグラフィが嬉しい限り。サンタバーバラを拠点に、ハードコアを中心とした幅広いジャンルをリリース。モデル/女優のデヴォン青木は実の妹さん。

DIM MAK RECORDS公式HP:http://www.dimmak.com/forever/



●“DOGHOUSE RECORDS(ドッグ・ハウス・レコーズ)”

オハイオ州トレイドにて活動を続ける“エモ/インディ・ロック”の雄レーベル。主宰者はダーク・ヘムサス(MAJORITY OF ONE)。ストロングなハードコアをスタートに、ゲット・アップ・キッズ『FOUR MINUTE MILE』ジョシュア『A WHOLE NEW THEORY』ハスキング・ビー『Put On The Fresh Paint』(US盤)など、歴史に残る名盤を数多く輩出し、その名をシーンへと知らしめている。

DOGHOUSE RECORDS公式HP:http://www.doghouserecords.com/v2/index2.php



●“ALTERNATIVE TENTACLES(オルタナティヴ・テンタクルズ)”

デッド・ケネディーズの1stシングル発売時にその名前が初お披露目(1979年)、主宰はジェロ・ビアフラ。アメリカのバンドをヨーロッパへと売り込むべく、ロンドンに事務所を構えた後に、活動が活発化。ローカルにこだわらず、カナダ〜イギリス〜オランダ〜フランス〜日本と、様々な地域に生息するバンドをリリースし続ける個性の塊集団。

ALTERNATIVE TENTACLES公式HP:http://www.alternativetentacles.com/



●“AMPHETAMINE REPTILE(アンフェタミン・レプタイル)”

トム・ヘイゼルマイヤー(Halo of Flies)によって、ミネアポリスに設立。むろん第1弾リリースは、Halo of Fliesの1stシングル「Rubber Room」(1986年)。名物コンピレーション『DOPE,GUNS & FUCKIN'IN THE STREETS』(マッドハニー、タッドカウズ、JAWBOXなどが参加)など、ジャンク・シーンのカリスマ・レーベルとして隆盛をほこる。閉鎖?という話もあったが、現在も活動中。

AMPHETAMINE REPTILE公式HP:http://www.amphetaminereptile.com/index2.html



●“SHIMMY DISC(シミー・ディスク)”

1984年、ステレオフォニック・ノイズなどの活動でも知られる、新感覚派アーティスト・クレイマー(マーク・クレイマー)によってニューヨークに誕生。B.A.L.L.、BONGWATERが代表する初期のスラッジ〜サイケ色の濃さは凄まじ。ボアダムスルインズなど、日本のバンドもリリース。倒産→Knitting Factory傘下にて復活!を経て、現在の動向は不明。



●“MERGE RECORDS(マージ・レコーズ)”

1989年夏、スーパーチャンクのメンバーによってチャペル・ヒルに設立。当初は自分たちの音源をリリースする目的ではじまったものの、時が経つにつれ交流あるバンドのリリースも行なっていくことに。日本盤もリリースされていたシーウィード、ルー・バーロウ(ダイナソーJr.セバドー)のソロ作品、バズコックスティーンエイジ・ファンクラブなど、ビッグ・ネームも多数発表。

MERGE RECORDS公式HP:http://www.mergerecords.com/
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