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あの名ドラマーでお馴染みの名曲が焼きそばのCMに?

2007/02/23掲載
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 ハード・ロック界の名ドラマーとして名高い、故コージー・パウエルの曲が焼きそばのCMに使われているというのはホントですか!?
 本当です。が、正確に言うと“コージー・パウエルの曲”ではなく、チャイコフスキーの「序曲1812年」です。これはマルちゃんのカップ焼きそば「昔ながらのソース焼きそば」の新作CMで、タレントの眞鍋かをりがリポーターに扮して出演しています。この「序曲1812年」は、ロシア人であるチャイコフスキーが、1812年に起こった“ナポレオンのロシア遠征”を題材に作曲したもの。さまざまなオーケストラによる多数のCDが存在し、最近では『クラシック・ベスト200』のような入門編コンピレーションにも収録されています。そして、古くからのロック・ファンにこの「〜1812年」を知らしめたのが、ジェフ・ベック・グループレインボーなどで活躍した名ドラマー、故コージー・パウエルです。
 彼は無名時代からこの曲に合わせてドラム・ソロを披露しており、今回のCMで使用されている箇所はそのクライマックスに当たる部分でした。スタジオ・ヴァージョンとしては彼の1stソロ・アルバム『オーヴァー・ザ・トップ』(79年)のタイトル・トラックに組み込む形で残されていますが(写真の『ヴェリー・ベスト・オブ・コージー・パウエル』にも収録)、やはりその演奏はライヴ、それも目で楽しみたいもの。これまで公式の映像はあまりお目にかかれませんでしたが、2005年にリリースされたレインボーのライヴDVD『Ritchie Blackmore's RAINBOW Live In Munich 1977』で、その全貌を楽しむことができます。手数・足数の多さ、髪を振り乱して叩きまくる様は圧巻の一言です。

■CMの視聴も可能な「マルちゃん 焼そば カップ焼そば」の公式HPはコチラ
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