リサーチ

「ペパーミントの日」に聴きたい“ペパーミント”ソング

2025/06/20掲載
はてなブックマークに追加
ペパーミントがタイトルに入っている有名な曲ってありますか?
 6月20日は、20日(はつか)が“はっか”の語呂合わせとなるのと、6月中〜下旬頃の北海道の爽やかな気候がハッカ(ペパーミント)を思わせるということから、「北見ハッカ」を特産としている北海道北見市まちづくり研究会が「ペパーミントの日」に制定しています。ペパーミントはシソ科ハッカ属の多年草で、和名をコショウハッカといいます。

 その「ペパーミントの日」にちなんで、“ペパーミント”をタイトルに冠している楽曲をいくつか紹介しましょう。

 独特のメントールの香りを漂わせるハーブの一種のペパーミントは、リフレッシュ効果をもたらすこともあってか、楽曲のタイトルもフレッシュで清々しく、希望に満ちたものが多い印象です。

 大滝詠一が1984年に発表した名作アルバム『EACH TIME』に収録されているのが「ペパーミント・ブルー」。美しくうららかなメロディが流れる清涼感あふれるウェストコーストなサウンドは、まさに大滝流ポップスの真骨頂といったところでしょうか。チューリップが1988年に発表したアルバム『そんなとき女を好きになる』には、「ペパーミントの予感」なる楽曲が収められています。リードヴォーカルは財津和夫ではなく高橋裕幸が務め、新鮮ではつらつとした歌唱を披露しています。

 「てんとう虫のサンバ」「白いギター」などのヒット曲で知られる男女デュオのチェリッシュは、1975年に「ペパーミント・キャンディー」をリリース。朗らかで可憐なメロディとハーモニーが弾むポップ・ナンバーは、『チェリッシュ CD BOX』や『ベスト・ウィッシーズ』などのベスト・アルバムでも聴くことができます。

 岡村孝子と加藤晴子によるヴォーカル・デュオ、あみんの1983年の1stアルバム『P.S. あなたへ…』に収められているのが「ペパーミントの香り」です。好きなあなたについていくと、ストレートな恋心を歌っています。同アルバムには大ヒットしたデビュー・シングル「待つわ」のアルバム・ヴァージョンも収録されています。

 シティポップ・ファンの食指が動きそうなのが、朝比奈マリアの「ペパーミントの風」でしょうか。母は雪村いづみで、モデルや女優、画家など多岐にわたって活躍しましたが、歌手としても作品を遺しています。「ペパーミントの風」は、1979年発表のアルバム『MARIA』に収録され、松任谷正隆が編曲を担当しています。「君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね。」などのヒットで知られる中原めいこは、1983年の3rdアルバム『mint』にて「ペパーミントの朝」を発表。同年の5thシングル「スコーピオン」にもカップリングされました。

 ペパーミントは爽やかなイメージもあって、やはりアイドルの曲名にもよく用いられてきました。岡田有希子は「そよ風はペパーミント」、松本伊代は「ペパーミント・ララバイ(Peppermint Tube)」、少年隊は「ペパーミント夢物語」、少女隊は「ペパーミント・Wonderland」といった楽曲を発表しています。

 CMモデルから一躍アイドル的人気を博した宮崎美子は、歌手としても活動。1982年リリースの2ndアルバム『私の気分はサングリア』に「ペパーミントの風」(朝比奈マリアとは別曲)が収められています。同曲は歌手デビュー40周年記念アルバム『スティル・メロウ〜40thアニバーサリー・アーカイブス』(写真)でも耳にすることができます。

 そのほか、吉川晃司「ペパーミントKIDS」、堀江由衣「Peppermint Days」、土岐麻子「Peppermint Town」、GOING UNDER GROUND「ペパーミントムーン」、遊佐未森「ペパーミント」、少年ナイフ「Peppermint Attack」、脇田もなり「PEPPERMINT RAINBOW」、マカロニえんぴつ「ペパーミント」、フレデリック「ペパーミントガム」、FANTASTICS from EXILE TRIBE「Peppermint Yum」など、時代を問わず“ペパーミント”ソングがリリースされています。

 また、海外では、ジョイ・ディーとスターライダーズの「ペパーミント・ツイスト」や、アラベスクの「ペパーミント・ジャック」などがあります。
最新リサーチ
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[特集] 「柚木麻子と朝井リョウとでか美ちゃんの流れる雲に飛び乗ってハロプロを見てみたい」アフタートーク[インタビュー] アーバンで洗練されたグルーヴを鳴らす注目の6人組バンド BESPER
[インタビュー] 徹底的に音にこだわった ロックとオーケストラの完全なる“融合” GACKT[インタビュー] イベント〈The Night Unthreads 〜360° floor live〜〉にも出演 00年サウンド再来、CLW
[インタビュー] プロデューサー藤井隆が語る 麒麟・川島明のファースト・アルバム![インタビュー] スーパープレイヤーぞろいのブラス・アンサンブルが、満を持して発表するバロック名曲集 ARK BRASS
[インタビュー] 「私が歌う意味」 自らが選曲したディズニー・ソングで歌手デビュー 檀れい[インタビュー] 突如あらわれた驚異の才能! 10代の集大成となる1stフル・アルバム Meg Bonus
[特集] 嘘の本屋 リアル異変探しゲーム「嘘の本屋」[インタビュー] TSUMUZI 5拍子の魅力に取りつかれた男の新作は、これまでのリズム研究の集大成
[インタビュー] みやけん×ヒビキpiano 「二刀流」vs 「超テクニック」人気のピアノ男子対談![インタビュー] 佐野元春 自身の名曲群を“再定義”した 最新アルバム『HAYABUSA JET I』
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015