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ガールズ・グループやボーイズ・グループ以外の韓国インディ・アーティストも知りたい

2025/08/20掲載
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続々と来日している、韓国のロック・バンドやインディ・シーンで活躍するアーティストのお薦めを教えてください。
 今年の〈SUMMER SONIC〉にはBABYMONSTERaespaら過去最多のK-POPアーティストが出演が発表され話題に。日本での揺るぎないK-POP人気を実感しますが、一方で7月の〈FUJIROCK FESTIVAL'25〉には、人気のクリエイター集団Balming Tigerをはじめロックやクラブ系、ジャズなど多彩な音楽性を持つ8組が出演。韓国のインディ・アーティスト人気はいよいよ日本に定着した模様です。そこで今回、そんなオルタナティヴなシーンで活躍する韓国のアーティストをリサーチ。お勧めの一曲とともに紹介していきます。

HYUKOH(ヒョゴ) 「TOMBOY」「LOVE YA!」「Flat Dog」
ソウルの若者の街・弘大(ホンデ)を拠点に2014年にデビュー。韓国での人気を受けて2016年には〈SUMMER SONIC〉で初来日。翌年リリースされた1stアルバム『23』で日本で本格的にブレイクを果たし、今ではアジアのロック・シーンを象徴する存在として世界的な人気を誇るHYUKOH。2010年以降、日本での韓国ロック・シーンへの関心を高めた象徴的なバンドです。ファンクやソウルなどブラックミュージックをベースとした作風で、“日本のSuchmos”とも言われましたが、『23』に収録された彼らの不動の代表曲「TOMBOY」は、初期レディオヘッドを彷彿とさせるメランコリックなナンバー。また、続く2ndアルバム『24』にはビートルズ直系のサウンドで聴かせるラヴ・ソング「LOVE YA!」という名曲も生まれました。ビートルズと言えば、2020のEP『through love』には「Come Together」へのオマージュ「Flat Dog」も。これらの楽曲には、実験的なアレンジは盛り込みつつ、ひたすらメロディが良いの一言につき、あくまでも古き良きロック、ソウルを温かな音色で聴かせる彼らの魅力が詰まっています。





HYUKOH&落日飛車 Sunset Rollercoaster 「Glue」
HYUKOHと並び、2010年代以降、アジアのロック・シーンへの注目を高めるきっかけにもなった代表格と言えば台湾のシティ・ポップ・バンド、落日飛車 Sunset Rollercoaster。この両雄によるコラボ・アルバム『AAA』を携えた今年のフジロックのステージは見どころの一つとして大いに話題を呼びました。フジロックでも演奏された「Glue」は、メロウなグルーヴにのせて親密な愛を描いた大人な一曲。『AAA』のライヴ盤にも収録されているのでアレンジの違いも聴き比べることができます。



Balming Tiger(バーミングタイガー) 「I'm Sick」「Armadillo」「JUST FUN!」
BTSのRMをフィーチャーした「Sexy Nukim」で世界的に注目を浴び、2023年、2025年とフジロックに出演、今年はNHKドラマ『東京サラダボウル』の主題歌「Wash Away」も書下ろし、新しい学校のリーダーズとのコラボ曲「Narani Narani」を発表するなど、今日本で最も注目度が高まっているBalming Tiger。サウンドはヒップホップをベースに、エレクトロニック・ミュージックやロック、サイケを独自に昇華したユニークなもので、パフォーマーや映像ディレクター、ヴィジュアル・アーティストも含んだメンバー構成も特徴的です。その個性がよく伝わるのがMVで、デビュー・シングル「I'm Sick」のMVは、RMとの共演曲に次いで彼らが注目を浴びるきっかけにも。また、東京で撮影され、東京で暮らしたこともあるOmega Sapienがメインのラッパーを務めた「Armadillo」のMVやRMとBalming Tigerのコラボに繋がった全員参加曲「JUST FUN!」からも、彼らの“アーティスト集団”ぶりが伝わります。





SURL(ソル) 「9subways」「SIX SEVEN」
2010年代に盛り上がった韓国ロック・シーンでも、UKロック直系のサウンドで人気を博す4人組、SURL(ソル)。2018年に発表した1st EP『Aren't You?』は2つの新人賞を獲得しており、収録曲で、韓国でも“地獄のような地下鉄”と嫌われる満員電車の苦しみを歌った「9subways」はライヴでも演奏回数の多いナンバー。その後2nd EP『I Know』からは代表曲「Dry Flower」も生まれましたが、より持ち味の轟音ギター・サウンドの迫力が増した昨年10月発表の最新アルバム『HYPNOSIS』から、ダンスフロアにも親和性の高いサイケデリックな「SIX SEVEN」、クラウトロックにも通じる直線的なビートが魅力のタイトル曲もダンスロック・ファンはぜひチェックしてみてください。





Silica Gel(シリカゲル) 「NO PAIN」
昨年6月の日本初単独公演は2デイズ完売、そしてついに今年フジロックにも登場した、今韓国ロック・シーンで最も注目を浴びるSilica Gel。その後3年連続受賞することになる2022年の『韓国大衆音楽賞』のモダンロック部門に輝いたブレイクスルー曲「NO PAIN」は、サイケデリックに歪んだ迫力のギター・サウンドにのせて「みんなで一緒に歌いましょう」と呼びかける歌詞の通り、ライヴでは合唱がこだまする代表曲。韓国ロック・シーン再燃の口火をきったロックのダイナミズムあふれる名曲です。キム・ハンジュ(g,vo)はBalming Tigerのメンバーとしても活動。



LEENALCHI(イナルチ) 「Tiger is Coming」「Bird」
踊れるロックで要注目なのが、2023の初来日から今年のフジロックまで毎年来日しているLEENALCHI(イナルチ)。男女の歌い手たちと2人のベース、ドラムという異色の編成で、韓国の口承伝統芸能“パンソリ”をディスコやニューウェイヴで再解釈したようなユニークなサウンドを展開します。パンソリの演目「水宮歌(スクンガ)」を題材にした2020年の1stアルバム『SUGUNGGA』は、第18回韓国大衆音楽賞で3部門を受賞。欧米でも評価の高い本アルバムのキラー・チューン「Tiger is Coming」は、LCDサウンドシステムを彷彿とさせるミニマルなディスコ・ビートと歯切れの良い歌唱のからみでダンスフロアとの相性も抜群。鳥の鳴き声のような独特の発声で幕開ける、ドラマ『ジョンニョン:スター誕生を視聴』のサントラ「Bird」も中毒的で、それらで語られている物語とともに楽しんでほしいところです。





OBSG(オバンシングァ) 「싫은 민요 (Killed Damn Song)」
韓国の伝統音楽を取り入れたバンドとしては、民謡歌手イ・ヒムン率いる10人編成のネオ民謡バンド、OBSG(オバンシングァ)もはずせません。2024年〈橋の下世界音楽祭〉で初来日を果たし、今年5月にも中西レモンすずめのティアーズによるスペシャル・ユニットとの共演で再来日。伝統的な民謡を土台に、レゲエ、ディスコ、ファンク、ロック、ブルースなどをシームレスに融合したサウンドは、日本の民謡クルセイダーズあたりが好きな人にもお勧めです。2023年にはアルバム『SPANGLE』を発表。“キラキラと輝くセクシーなスパンコールのようなもの”というアルバム・コンセプトを体現する快楽主義的なファンク・ディスコにのせた「싫은 민요 (Killed Damn Song)」は、昨年12月にNPR「Tiny Desk Concert」の韓国版「Tiny Desk Korea」でも披露。イ・ヒムンの衣装の中では控えめな方かもしれませんが、独特のキラキラ・コスチューム姿も楽しい気分を盛り上げます。



WINDY CITY(ウィンディ・シティ) 「Love Supreme」「SI JANG E GAJA」
2000年代初頭に活動したファンク・バンド“ASOTO UNION”を前身に2004年に結成されたレゲエ・バンド。2005年のデビュー・アルバム『Love Record』は、Keycoや犬式も参加した日本語リミックス盤もリリースされました。収録曲「Love Supreme」はスウィートなラヴァーズロックの名曲です。2024年は〈橋の下世界音楽祭〉に出演し内田直之をミキシングに迎えたジャパン・ツアーも開催、今年も“盆踊り”をフィーチャーした〈橋の下大盆踊り SOUL BEAT ASIA 2025〉にトリオ編成で出演するなど、日本での根強い人気を感じます。エイドリアン・シャーウッドのミックスで、8月20日に7インチがリリースされたばかりのアフロファンク名曲「SI JANG E GAJA」も必聴。



Roots Redeem(ルーツ・リディーム) 「Open the Door」「Roots to the Soul」
同じく昨年の〈橋の下世界音楽祭〉に続き、今年も〈橋の下大盆踊り〉に出演し、オーディエンスを踊り狂わせた韓国東海岸拠点のシャーマン・トランスバンド。韓国の伝統音楽とシャーマン音楽を融合させた人力トランスグルーヴは圧巻。まずは2024年にリリースされたライヴ・アルバム『Turning point』よりライヴで良く演奏される「Open the Door」、上昇感抜群の「Roots to the Soul」を聴いてブッ飛ばされてください。



KIM OKI(キム・オキ) 「shine like sunlight」「月がきれいだね」
ジャズ系で注目なのは、今年のフジロック2日目の夕暮れ時に、折坂悠太をゲスト・ヴォーカルに迎えたステージで観客を魅了した鬼才サックス奏者のキム・オキ。ファラオ・サンダースへの敬愛を公言している通り、そのスピリチュアルでエモーショナルなブロウには魂がふるえます。2023年の初来日を記念してリリースされた日本独占の編集盤『Love Japan Edition』より代表曲「shine like sunlight」、そして2025年にリリースされた最新アルバム『Hip Hop Retreat』より折坂悠太をフィーチャーした美しい日本語曲「月がきれいだね」は必聴。そして、ファラオ直系のスピリチュアルなサウンドに、Joh Ungのヴォーカルを重ねた2021年作『Everytime』収録の「Above the clouds」も微睡むような心地よさに包まれます。





CADEJO(カデホ) 「Us」「ENDLESS JUNGLE」「ENDLESS DANCE」
OBSGとともに2023年に来日し、キム・オキとの交流も深い韓国・ソウルの3人組ジャム・バンド。70’sブラック・ミュージックを軸にしながらも、ファンク、ジャズ、ブラジル音楽、ポストロックなどを融合したサウンドは、インストから唄もの曲に至るまで随所に技ありで聴き飽きることがありません。2019年のデビュー・アルバム『Freesummer』に収録された代表曲「Us」をはじめ、トータスザ・シー・アンド・ケイクなど2000年代ポストロックが好きな人にもアピールするサウンドも特徴的。9月にはダブ・エンジニアの内田直之とともに制作した最新アルバム『ENDLESS』のCD発売が控えていますが、こちらはガラりと雰囲気を変えてかなりトリップ感の強いサウンド。トランシーな長尺曲「ENDLESS JUNGLE」や、彼ららしい自由な感性が炸裂する変態グルーヴ曲「ENDLESS DANCE」など、配信では聴くことができます。



SE SO NEON 「A Long Dream」「The Wave」「Remember!」
プロデューサー / マルチ奏者のファン・ソユン率いるロック・バンド。生前の坂本龍一が、まだ無名だったSE SO NEONのライヴをTVで見て、「彼女はすばらしい才能がある」とライヴに足を運んだという逸話を持ち、ソロ・プロジェクト“So!YoON!”でも活躍、一方Levi’sをはじめとするブランドモデルもこなすなど、カリスマティックなファン・ソユンの才能は世界で注目を浴びています。KIRINJIとのコラボ曲「ほのめかし feat. SE SO NEON」(KIRINJIの2023年作『Steppin’ Out』収録)や細野晴臣『HOSONO HOUSE COVER』での「パーティー」のカヴァーもよく話題に上りますが、まず最初に聴くべきは、その後の活躍の幕開けとも言える2017年のデビュー・シングル「A Long Dream」と同年のシングル「The Wave」。特に「The Wave」は、硬質でリズミカルなロック・サウンドにのせた、彼女の歌唱の表現力に痺れます。8月15日にはニュー・アルバム『NOW』をリリースしたばかり。坂本との別れからインスピレーションを得た「Remember!」も収録されています。



Lang Lee(イ・ラン) 「東京の友達」「オオカミが現れた」
唯一無比の個性と才能を持つ女性アーティストと言えば、もう何度も来日を重ねているシンガー・ソングライターのイ・ラン。ありふれた日常を、時におかしみを交えて描写する、面白いエッセイのような歌詞ですが、行間には苦しみや諦念、慈しみ、勇気など、さまざま感情がひそんでおり素通り出来ない曲ばかり。大きな注目を浴びるきっかけとなった2016年の2ndアルバム『神様ごっこ』の「東京の友達」では、友人に会いに東京へ行くも、その人は仕事で沖縄に行ってしまったという、よくあるすれ違いをユーモラスに歌っていますが、2人を分かつ“仕事”についての考察は何となく心にのこり納得させられます。また、2021年のアルバム『オオカミが現れた』のタイトル曲は、キャッチ―なサイケロックにのせて合唱団をフィーチャーした「〇〇が現れた!」の掛け声が楽しい楽曲。子供たちが笑顔で歌うにふさわしい曲ながら、貧困にあえぎ、虐げられた人々の叫びがユーモラス、かつ力強く表現された重みのある一曲となっています。



Salamanda 「In Parallel」
コロナの傷跡が癒えないのか、生活苦から逃避したいのか最近日本でも人気のアンビエント・ミュージック。韓国ソウルを拠点に女性2人からなるプロデューサー / DJデュオ、Salamandaは、世界のクラブ・シーンを中心に活躍しており、日本にも度々来日していますが、その作風はまさに癒し。2023年作『In Parallel』のタイトル曲では、ポクポクとした打楽器と涼し気な女性の声が耳をくすぐる、涼し気なミニマル・サウンドが味わえます。



空中泥棒 「Why?」
最近も活動しているのか謎なのですが、内容が素晴らしいので選びました。2015年に公衆道徳名義で『公衆道徳』をLampのレーベル「Botanical House」からリリース。翌年の「ソウル・レコード・フェア」で限定LPが発売されるなど、マニアの間で伝説と化している謎の宅録アーティストが“空中泥棒”に名前を変えて発表した2018年作『Crumbling』。その冒頭曲「Why?」は、ブラジリアン・フォーキーなサウンドに、万華鏡のように色とりどりの電子音が飛び交う、至福のフォークトロニカが展開されています。歌唱は、気鋭シンガー・ソングライター“Summer Soul”が務めているのも聴きどころ。



ADOY(アドイ) 「GRACE」「POOL」
韓国ソウルの4人組シンセ・ポップ・バンド。2017年のデビューEP『CATNIP』収録の代表曲「GRACE」に象徴される、ドリーミーなシンセと歌詞にある海、ドライブといったロマンティックなワードの組み合わせは、聴き手を否応なくセンチメンタルな気持ちに。日本のアニメに影響を受けたというアートワークが目を引く2021年の1stフル・アルバム『Vivid: ADOY Vol.1』収録の「POOL」も2010年代初頭のチルウェイヴ・シーンにも通じるヴァレアリックなシンセが心地よく、ゆらゆら踊りたくなります。2023年にはSunset Rollercoasterやタイのプム・ヴィプリットらアジアのスターが集結したリメイク作が発表されるなど、アジアのインディ・ファンは抑えておきたいグループです。



NIGHT TEMPO 「F・L・Y」
“プラスティック・ラブ”現象を巻き起こしたシティ・ポップ・ブームの火付け役のDJ。斉藤由貴WinkBaBeらを取り上げた昭和ポップスのリミックス集『ザ・昭和アイドル・グルーヴ』は衝撃でした。野宮真貴をフィーチャーし、90年代東京を感じさせるハウス・ミュージックに仕上げた「New Romantic」など、日本の女性歌手を次々と起用したオリジナル曲も彼の憧憬が炸裂していますが、海外で大バズりしたスペクトラム「F・L・Y」の『昭和グルーヴ』リミックス第20弾はあらゆる世代に新鮮な感動をもたらすでしょう。



ultramodernista(ウルトラモダニスタ)
シンセポップ・グループ、ultramodernistaも昭和の名曲の再構築と言う点で注目を浴びたアーティスト。気鋭イラストレーターのMVで送るディスクユニオンの名曲再構築プロジェクト『Newtro』の第5弾で披露した、杏里「WINDY SUMMER」のリミックスでは角松敏生が作詞・曲を手掛けた夏の名曲を、彼らの持ち味である70〜80年代ディスコ由来のビートでよりフロア仕様に仕上げています。



Peggy Gou(ペギー・グー) 「(It Goes Like) Nanana」
クラブ・シーンで世界的に注目を浴びているのは、韓国・仁川出身のプロデューサー / DJ、ペギー・グー。オランダ〈Dekmantel〉、ロンドン〈Field Day〉をはじめとした世界中の大型フェス出演に加え、日本でもフジロック、Ultra Japanに出演する世界的DJの彼女のブレイクスルー作と言えば2023年のチャートを席巻した世界的ヒット曲「(It Goes Like) Nanana」。彼女ならではの煌びやかなハウス・ミュージックも勿論、自身のヴォーカルも話題に。YouTubeにはリリック・ビデオも公開されています。



250(イオゴン) 「Bang Bus」
NewJeans(NJZ)NCT 127BOAなどを手がける韓国のプロデューサー / DJ。90年代にイ・パクサが広め日本にも衝撃を与えた、韓国大衆音楽のテクノ版“ポンチャック・テクノ”をさらに推し進め、ポンチャックの源流に迫るダンス・ミュージックを披露する2022年作『ppong』(写真)収録の「Bang Bus」は、韓国の演歌とも言われるポンチャックやトロットに注目するリスナーにもお勧めです。



Glen Check(グレン・チェック)「Dazed & Confused」「4ever」
今年1月に初のジャパン・ツアーを開催した、韓国の3人組オルタナティヴ・エレクトロ・バンド。、Netflix『ボーイフレンド』の挿入曲でも話題となった3rdアルバム『BLEACH』収録の代表曲「Dazed & Confused」、「4ever」は7インチでもリリースされています。



Grizzly(グリズリー) 「Even if we fight, can you just remember this?」
CHUNG HAのデビュー曲「Week」やNCT DREAMの「ANL」など、数々のK-POP楽曲に携わる一方、“癒し系シンガー・ソングライター”として絶大な人気を誇るアーティスト。9月には初の単独公演を控えますが、そのティザーに使われている、2022年のアルバム『Flower Shop2』収録の「Even if we fight, can you just remember this?」は、優しく包み込んでくれるようなその歌詞にキュン死する女性も続出しそう。



Lucid Fall(ルシッド・フォール) 「あなたは静かに」「黒い犬」「Sapiens」
2000年代初めから活動、2002年の韓国映画『バス、停留場』のサントラでも注目を浴びたベテランなのですが、心を静め、癒すシンガー・ソングライターとしてはずせないLucid Fall。“韓国のカエターノ・ヴェローゾ”とも評された才能が顕著な、日本デビュー作『ルシッド・フォール』収録の「あなたは静かに(그대는 나즈막히)」は日本でも愛されるナンバー。2013年のアルバム『花は何も言わない』の冒頭曲「黒い犬」や2022年のアルバム『Voice beside Guitar』収録の「Sapiens」で聴ける、美しいギター・アルペジオも、そよ風のように優しい歌声とともに人気の秘密だと思います。



 全22アーティスト、リサーチしてみましたが、まだまだ紹介しきれないほど。11月のSE SO NEONの来日公演をはじめ、今後も続々と来日が予想される韓国アーティスト。〈橋の下世界音楽祭〉や〈BiKN〉などの毎年アジアのアーティストを紹介しているイベントもあるので、ぜひお気に入りのアーティストを見つけてみてください。
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