リサーチ

バンド×アイドルの最強タッグで贈る名曲 バンドメンバーが手掛けたアイドルソング特集

2025/11/14掲載
はてなブックマークに追加
バンドメンバーが手掛けたアイドルの楽曲を教えてください。
バンド×アイドルの最強タッグで贈る名曲 バンドメンバーが手掛けたアイドルソング特集
 可愛らしさやかっこよさ、世界観作りが重視されるアイドルソングの世界。そんな中で、ロック・バンドのメンバーが手掛けた楽曲には、独特のエッジや物語性、そしてそのバンドらしさが宿っています。バンドサウンドとアイドルの声が重なったとき、そこにはジャンルを超えた名曲が生まれます。今回は、バンドメンバーが手掛けたアイドルソングを紹介します。

CUTIE STREETちきゅーめいくあっぷ計画」(ヤバイTシャツ屋さん ありぼぼ)
 3ピース・ロック・バンド“ヤバイTシャツ屋さん”のありぼぼ(B,Vo)が作詞・作曲を手掛けたCUTIE STREET史上最もハイテンションなユーモア全開のポップ・チューン。歌詞にはメンバーの名前も隠されており、フェス常連のヤバイTシャツ屋さんらしい遊び心とテンション感が詰まった、ライヴでも盛り上がること間違いなしのナンバー。ロックのパワーとアイドルのポップさが絶妙に混ざった、笑顔になれる一曲です。



King & Prince「ボーイミーツガール」(緑黄色社会
 緑黄色社会の長屋晴子(Vo,G)が作詞、peppe(Key,Cho)、穴見真吾(B,Cho)が作曲、そして演奏をメンバーが担当した本楽曲は、緑黄色社会らしいポップで洗練されたセンスが光る一曲。恋のきらめきやもどかしさが軽やかなメロディと瑞々しい言葉で描かれています。King & Princeの爽やかで真っ直ぐな歌声と緑黄色社会の都会的なポップセンスが溶け合い、高い完成度を持つこの楽曲は、2024年12月11日リリースのアルバム『Re:ERA』に収録。



ジャニーズWEST「僕らの理由」(SUPER BEAVER 柳沢亮太)
 SUPER BEAVERの柳沢亮太(G)が楽曲提供をしたジャニーズWEST(現 WEST.)の本楽曲は、SUPER BEAVERのメッセージ性とWEST.の真っ直ぐな歌唱が共鳴した熱いナンバー。“自分らしく生きること”の尊さを描き、明るく泥臭い人間味が伝わる、聴くほどに心が熱くなる楽曲です。また、「春じゃなくても」「つばさ」「ハート」など、これまで数々の名曲を生み出してきた最強タッグです。



ジャニーズWEST「しあわせの花」(サンボマスター 山口隆)
 同じくWEST.から、サンボマスターの山口隆(Vo,G)が手掛けた、日々を懸命に生きる人へ向けた温かいメッセージを、力強いメロディに乗せたナンバー。サンボマスターのライヴでも感じられる“生きる喜び”が、アイドルポップという形で新たな光を放っています。YouTubeではサンボマスターとの「しあわせの花」スペシャルセッションも公開されています。前述した楽曲とともに、フェス常連のWEST.がライヴで大切に歌い続けている楽曲のひとつ。



私立恵比寿中学「ハッピーエンドとそれから」(Saucy Dog 石原慎也
 大阪発のロック・バンド“Saucy Dog”の石原慎也(Vo,G)が作詞・作曲を務めた私立恵比寿中学の楽曲「ハッピーエンドとそれから」は、切なさの中にも前を向く強さがにじむミディアム・ナンバー。石原らしい繊細な言葉選びが、“別れの先にも希望はある”と思える優しい楽曲に仕上がっています。バンドの情感とアイドルの純粋さが見事に溶け合った、胸に残る一曲です。メジャー・デビュー10周年記念アルバム『私立恵比寿中学』に収録。



SixTONES「マスカラ」(King Gnu 常田大希
 King Gnuの常田大希がSixTONESに提供した満たされない想いへの葛藤を描いた切ないラヴ・ソング。常田が持つ“芸術性・音楽的深み”とSixTONESの“表現力”がぶつかり合い、美しくも儚いミディアム・バラード。アイドルソングの中でも異彩を放つ芸術的な完成度を誇る一曲となっています。2024年月10日4日にはKing Gnuがセルフカヴァーした「MASCARA」も配信リリースされています。



SixTONES「Stargaze」(RADWIMPS 野田洋次郎
 SixTONESからもう一曲は、RADWIMPSの野田洋次郎(Vo,G,P)が手掛けた最新シングル。日本テレビ系『高校生クイズ2025』応援ソングとなった本楽曲は、詩的な言葉選びと複雑で美しいコード進行が並ぶドラマチックなサウンドが、SixTONESの力強くもエモーショナルな歌声と融合し、内なる情熱と“今”を生きる煌めきを描きながら、そしてその“今”をいつか羨ましがられるような歴史に変えていくという決意を表す、聴く人の背中を押す青春エールソング。



TWICE「Like 1」(ONE OK ROCK Taka,Toru)
 ONE OK ROCKのTaka(Vo)とToru(G)が作曲を手掛け、TWICEメンバーのジヒョが作詞を担当した、日本6thアルバム『ENEMY』収録の本楽曲は、疾走感あふれるバンドサウンドにのせて、“いつかは訪れる別れ”と、“心の中で生き続ける美しい瞬間”を歌ったナンバー。限りある時間と永久の時間の対比を、エモーショナルな描写で描いています。楽曲の持つ世界観を表現したアニメーションMVにも注目です。



Hey! Say! JUMP「サンダーソニア」(sumika 片岡健太)
 Hey! Say! JUMP15周年のタイミングで届けられた本楽曲は、sumikaの片岡健太(Vo,G)が手掛けた、爽やかなメロディとポップなサウンドが光る楽曲。片岡らしい軽やかで遊び心ある楽曲設計と、Hey! Say! JUMPの伸びやかな歌声が重なり、聴く人の気分を晴れやかにしてくれる、バンドとアイドルのそれぞれの魅力が融合した希望に満ちた一曲。そのほか、片岡は「春玄鳥」「UMP」の作詞も担当しています。



ももいろクローバーZ「Re:volution」(BLUE ENCOUNT
 BLUE ENCOUNTの田邊駿一(Vo,G)が作詞・作曲、BLUE ENCOUNTが編曲を務めた本楽曲は、力強いロックサウンドと歌詞が重なり、バンドの迫力とアイドルのエネルギーが聴く人の心を揺さぶります。双方の魅力を存分に感じられる、ライヴでも盛り上がる一曲です。2024年5月8日リリースの7thアルバム『イドラ』に収録。



 バンドマンたちが紡ぐメロディや歌詞を、アイドルが歌うことでより多くの人の心に届く形になっています。ロック・バンドならではのリアルな感情やメッセージが、アイドルの真っ直ぐな表現力と重なることで、どの楽曲も一度聴いたら心に残る名曲ばかり。そして、楽曲を手掛けたバンドならではの色や個性がしっかり感じられます。ライヴやフェスでの熱狂だけでなく、日常の中でもそっと寄り添ってくれるような、バンド×アイドルならではの化学反応をぜひ感じてみてください。

(写真は、2025年7月23日リリースのCUTIE STREET「キューにストップできません! / ちきゅーめいくあっぷ計画」)
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 佐藤理とゴンドウトモヒコの新ユニットが、聴覚と視覚を刺激するアルバムを発表 LIG[インタビュー] デビュー20周年 再始動を告げる新作EP 音速ライン
[インタビュー] 私は私にできることを歌にしていく ゆっきゅんのニューEP[インタビュー] 来日公演を目前に控え、孤高のソウル・シンガーが発表する17年ぶりの新作『PRAYER』 リアム・オ・メンリィ
[インタビュー] 今春のカルテットでのツアーを録音した『FRAGMENTS - CONCERT HALL LIVE 2025』を発表 松井秀太郎[インタビュー] 友成空の大ヒット曲「鬼ノ宴」が湖池屋とコラポレーション クセになる辛さの「ピュアポテト 鬼ノ宴」誕生
[インタビュー] オーケストラとともに過去・現在・未来を紡ぐ活動40周年記念アルバム『RE-BORN』 千住明[インタビュー] 自らの本名を冠したセカンド・アルバム完成! 今作に込めた想いとは― 粗品
[インタビュー] 千花音×みやけん 豊かな才能の交錯が生みだしたもの[インタビュー] 広分野で活躍するヴァイオリニストが、みずからのレーベルから第一弾アルバムを発表 廣津留すみれ
[インタビュー] 田中彩子 クラシックや映画音楽などでファンタジーの世界を描き出すリサイタル・ツアーを開催[インタビュー] 大好きな街、小田原への愛を込めた「O・DA・WA・LOVE」配信リリース emily hashimoto
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015