リサーチ

11月14日は「埼玉県民の日」〜 埼玉県出身の音楽アーティスト

2025/11/14掲載
はてなブックマークに追加
埼玉出身の有名なアーティストが知りたいです!
 11月14日は、この日に埼玉県が誕生したことから「埼玉県民の日」となっています。明治時代、廃藩置県の際に当初大宮県が設置され、すぐに浦和県へ改称した後、岩槻県・忍県と合併し、1871年11月14日に埼玉県が誕生しました。

 ただ、この時点ではまだ現在の埼玉県と同じではなく、現在の埼玉県の西側の大部分は入間県がありました。入間県はその後、群馬県と合併して熊谷県となりますが、わずか3年で熊谷県は廃止され、熊谷県のうち入間県があった地域が当初誕生した埼玉県と合併し、1876年に晴れて現在の埼玉県が成立。埼玉県が誕生した1871年11月14日から100周年を迎えたことを記念して、1971年に埼玉県が「埼玉県民の日」を制定しています。

 当日は、埼玉県内の公立小・中・高等学校(一部私立も含む)が休みとなるほか、県や各市町村が運営する一部の博物館や美術館が入場無料、一部テーマパークの入場料が無料や割引、県内60ヵ所のゴルフ場が割引、「県庁オープンデー」として埼玉県庁舎内を開放・特別公開するなどさまざまな施策が行なわれています。

 その「埼玉県民の日」にちなんで、埼玉県出身のアーティストを一部紹介。推計で732万人と、東京、神奈川、大阪、愛知に次ぐ日本第5位の人口の埼玉県ですので、音楽アーティストも数多く輩出しています。

 「ガンダーラ」「モンキー・マジック」「ビューティフル・ネーム」、そして「銀河鉄道999」といったヒット曲を放ったゴダイゴのヴォーカリストで、ソロでもCMソングに起用された「ハピネス」「ドキ・ドキ・サマーガール」などで知られるタケカワユキヒデは浦和市(現・さいたま市)の出身で、“スタレビ”の愛称で親しまれ、エンタテインメント性の高いライヴでもおなじみのスターダストレビューのヴォーカル&ギターの根本要は行田市の出身です。

 メンバーに複数の埼玉県出身者がいるバンドやグループも少なくなく、THE ALFEEの3人のうち、桜井賢は秩父郡荒川村(現・秩父市)、高見沢俊彦は蕨市と3分の2が埼玉人、「フレンズ」などをヒットさせ、その後の女性ヴォーカルのロック・バンドの登場を加速させたREBECCAは、ヴォーカルのNOKKO、ベースの高橋教之、ドラムの小田原豊が浦和市の出身。日本の音楽シーンで商業的にもっとも成功したガールズ・バンドのひとつとされる“プリプリ”ことプリンセス プリンセスのキーボード担当、今野登茂子も浦和市です。

 音楽家たちからの評価が高い「エイリアンズ」などの楽曲で人気のキリンジは、現在は兄・堀込高樹のソロプロジェクトとなっていますが、兄と弟・堀込泰行ともに坂戸市、90年代に一世を風靡したダンス&ヴォーカル・グループのTRFは、
SAMとCHIHARUがともにさいたま市のそれぞれ出身です。

 タレントやコメディアンとしての印象が強い“シンガーソングコメディアン”の所ジョージの芸名の“所”は、出身の所沢市から、というのはおなじみのところでしょう。90年代後半から放送された人気音楽バラエティ番組『THE夜もヒッパレ』にレギュラー出演し、「SHOOTING STAR」のヒットもあって日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞した八反安未果も所沢市です。

 現役女子高生シンガーとして「あなたのキスを数えましょう 〜You were mine〜」で鮮烈なデビューを果たし、ソウルフルな歌唱で強烈なインパクトを与えた小柳ゆきは大宮市(現・さいたま市)、アンニュイかつハスキーな独創的なヴォーカルで人気を博し、ファッションアイコンとしても支持の高いCHARAは川口市、EXILEやのヴォーカリストやソロでも活躍し、特にR&Bのミディアム・バラードに定評があるEXILE ATSUSHIは越谷市、シンガー・ソングライターやミュージシャンのほか、俳優や文筆家などさまざまな顔を持つ星野源は蕨市と、それぞれ埼玉県をルーツとしています。

 最後に、俳優業を中心としながらも音楽作品をリリースしている2人を挙げておきましょう。自身が出演したドラマ『ビーチボーイズ』の主題歌「Forever」や『GTO』の主題歌「POISON 〜言いたい事も言えないこんな世の中は〜」などを発表した反町隆史は浦和市、アイドル・グループ“シブがき隊”時代は“モッくん”のニックネームで熱狂的な人気を博し、俳優転向後も「東へ西へ」などのシングルや岸田今日子とのデュエット・アルバム『泣かないで〜小さな旅人へ』をリリースした本木雅弘は北足立郡桶川町(現・桶川市)の出身。本木は主演した映画『おくりびと』がアカデミー外国語映画賞を受賞したことから、2009年に埼玉県民栄誉章を受章しています。

(写真は2012年リリースの反町隆史のベスト・アルバム『ゴールデン☆ベスト(スペシャル・プライス)』)
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 佐藤理とゴンドウトモヒコの新ユニットが、聴覚と視覚を刺激するアルバムを発表 LIG[インタビュー] デビュー20周年 再始動を告げる新作EP 音速ライン
[インタビュー] 私は私にできることを歌にしていく ゆっきゅんのニューEP[インタビュー] 来日公演を目前に控え、孤高のソウル・シンガーが発表する17年ぶりの新作『PRAYER』 リアム・オ・メンリィ
[インタビュー] 今春のカルテットでのツアーを録音した『FRAGMENTS - CONCERT HALL LIVE 2025』を発表 松井秀太郎[インタビュー] 友成空の大ヒット曲「鬼ノ宴」が湖池屋とコラポレーション クセになる辛さの「ピュアポテト 鬼ノ宴」誕生
[インタビュー] オーケストラとともに過去・現在・未来を紡ぐ活動40周年記念アルバム『RE-BORN』 千住明[インタビュー] 自らの本名を冠したセカンド・アルバム完成! 今作に込めた想いとは― 粗品
[インタビュー] 千花音×みやけん 豊かな才能の交錯が生みだしたもの[インタビュー] 広分野で活躍するヴァイオリニストが、みずからのレーベルから第一弾アルバムを発表 廣津留すみれ
[インタビュー] 田中彩子 クラシックや映画音楽などでファンタジーの世界を描き出すリサイタル・ツアーを開催[インタビュー] 大好きな街、小田原への愛を込めた「O・DA・WA・LOVE」配信リリース emily hashimoto
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015