ピックアップトラック / SUV用タイヤを装着したブルーのオフロードトラック「Ford F-150 Raptor」が、砂ぼこりをあげながら荒野や道なき大地をパワフルに前進していくシーンを映し出した、TOYO TIREの企業TV-CF「青を刻め」が2025年6月10日よりオンエア。また、10月からは、雪が積もる白い大地を青いオフロードカーが力強く突き進む「青を刻め」TV-CMシリーズの「冬」篇が放映を開始しています。
このCMシリーズで流れている楽曲は、アメリカ・カリフォルニア州出身のロック・バンド、
ドゥービー・ブラザーズ(The Doobie Brothers)の「ロング・トレイン・ランニン」(Long Train Runnin')です。同曲は1973年にアルバム『
キャプテン・アンド・ミー』(写真)からの第1弾シングルとしてリリースされると、全米8位にチャートイン。それまでは前年の「リッスン・トゥ・ザ・ミュージック」の全米11位が最高位だったドゥービー・ブラザーズにとって、初の全米チャートトップ10入りを果たした世界的なヒット・ソングとなりました。
1985年公開のアメリカ映画『コードネームはファルコン』などの映画のサウンドトラックで使用されたほか、90年代にはトヨタ「チェイサー」のCMソングにも起用。軽快なカッティングギターと疾走感あふれるサウンドは、自動車関係のイメージ・ソングとの相性が良いのかもしれません。
もちろん、カヴァーも多く、「ヴィーナス」「アイ・ハード・ア・ルーマー(噂)」などの世界的ヒットを放ったイギリスのガール・グループの
バナナラマは、1991年にシングルとしてリリース。同年のアルバム『ポップ・ライフ』にも収録されています。
また、2016年にはスバル「GT Tourer LEVORG」のCMにおいて、神戸出身のジャズ・ヴォーカリストの
ギラ・ジルカがGeila Zilkha & Super Soul Jazzとしてカヴァーしたほか、70〜80年代ダンスクラシックスの空耳日本語詞替え歌カヴァーで知られるダンス☆マンが、1999年のアルバム『
MIRRORBALLISM 2〜New Generation Dance Classics〜』(1999年)にて「ロン毛・ドレッド・タンニング」を発表するなど、さまざまな影響を与えています。