pupa、蓮沼執太フィルに在籍する一方、CMや映画音楽などを多数手がけ、作・編曲家としても知られるゴンドウトモヒコ。2013年に結成された、ゴンドウ率いる管楽器六重奏アンサンブル、Gondo's Carol Brass Ensembleのニュー・アルバム『Silent Night』（DDCB-12355 2,500円 + 税）が、11月22日（水）にリリースされます。収録全曲のダイジェスト音源がYouTubeにて公開されています。

　クリスマス・シーズンのみ活動する期間限定ユニットとして知られるGondo's Carol Brass Ensemble。新作は、600曲以上あるとも言われる“クリスマス・キャロル”から30曲を厳選しレコーディングしたもの。発売後の12月24日（日）には、東京・神田にあるカフェ兼定食屋「フクモリ マーチエキュート神田万世橋店」にて毎年恒例のライヴ・イベント〈Gondo's Carol Brass Night 〜ゴンドウトモヒコのキャロルブラスナイト〜〉を開催。今回は特別に、イベント開始時間の前にスペシャル定食を楽しむことのできる前売チケット（5,800円 / 2ドリンク付き）も用意されています。

アメリカ、ボストンの郊外スーパーの前や市場など。この聖夜に毎年老若男女が各々楽器を持参して集う。リハもなく4声のキャロルの譜面で自分の好きなパートを吹く。お世辞にも上手いとは言えない演奏だが純粋で敬虔な音が心に響く。指揮は元ボストン交響楽団の首席トランペット奏者ロジャーボアザン氏。
帰国後はゆっくり企画をあたためながら、2013年に自分含めてクラシック専門とも呼ばないオルタナなもしくはオールラウンドな管楽器奏者を集めて毎年クリスマスにキャロルのコンサートを開催してきた。
ルーツ。西洋音楽のルーツともいえるこのクリスマスキャロルにメンバーも賛同してくれて早5年が経とうとしている。そしてそろそろカタチにでもしようと今年の5月に一発録音を試みた。
決して完ペキと言える演奏ではないがそこは敢えて手アカを残した。そのサウンドが、その空気感が当時の厳かな聖夜を思い出させるきっかけになったことはメンバーに最大のお礼を申し上げたい。
そしてもう一つのきっかけを与えてくれた恩師、ビクターCセアル氏、フィルノーマンディン氏にこのアルバムを捧げたい。
――ゴンドウトモヒコ