インストゥルメンタル・ロック・バンドの
MONOが9枚目となるアルバム『Requiem For Hell』を10月14日(金)にリリースすることを発表。YouTube(
youtu.be/OI51id85jyo)では、タイトル曲をフィーチャーしたトレーラー映像が公開されています。
過去3作のプロデュースも手がけている
スティーヴ・アルビニ(プロデュース / 録音 / ミックス)と、ボブ・ウェストン(マスタリング)という、
シェラックのメンバーのサポートにより完成した『Requiem For Hell』。ストリングスの音が加わり“ロックとオーケストレーションのダイナミクスの融合”というバンドのテーマをさらに推し進めた内容について、全作曲を担当したTakaakira‘Taka' Goto(g)は、「1曲、また1曲と書き終え、タイトルをつけたあとに、偶然にダンテの“神曲”を読み、自分たちがダンテと同じものにコネクトしていたんだと気づいた。生きながらにして、地獄を抜け、煉獄、そして天国へ行き、現代に戻ってくるという神曲のストーリーはまさに今回のテーマと全く同じものだった」と語っており、本作のジャケット・アートワークについては「メインカヴァーはグスタフ・ドレが描いた神曲の最後のシーンを使用した」とコメントしています。
8月からヨーロッパの音楽フェスを巡るツアーがスタートするMONO。世界同時リリースとなる『Requiem For Hell』を携えたワールド・ツアーは10月より行なう予定となっています。詳しいスケジュールや最新情報はオフィシャル・サイト(
www.monoofjapan.com)をご覧ください。

このアルバムは2015年に絶え間なく降り注いできたインスピレーションを曲にしたものだ。1曲、また1曲と書き終え、タイトルをつけたあとに、偶然にダンテの”神曲”を読み、自分たちがダンテと同じものにコネクトしていたんだと気づいた。生きながらにして、地獄を抜け、煉獄、そして天国へ行き、現代に戻ってくるという神曲のストーリーはまさに今回のテーマと全く同じものだった。メインカヴァーはグスタフ・ドレが描いた神曲の最後のシーンを使用した。
そしてもうひとつ偶然にも、長き僕達の友、Jeremyに(アメリカのレーベルTemporary Residenceのオーナー)初めての子どもが誕生した。
名前はElyと言い、JeremyはまだElyが母親の体内にいる時からその写真や彼女の心音を僕達に送ってくれていた。
Elyが産まれ、やがて大きくなった時に聴いてもらいたいと思い、彼女の心音をイントロに使用した“Ely's Heartbeat”という曲をJeremyに贈った。
死と生、肉体と魂、希望と挫折、光と闇、引き継がれる人間の尊厳と誇り、新しい生命、そういったすべてを感じていただければとても嬉しい。――Takaakira‘Taka' Goto(g) / MONO 2016