ギルバート・オサリバンが、コロナ禍での2度の延期を乗り越えて、日本初となる弾き語り公演〈ギルバート・オサリバン Japan Tour 2022 Just Gilbert〜ジャスト ギルバート〜〉を2022年4月23日(土)、24(日)に東京・新宿文化センター 大ホールにて開催。
本公演は、兼ねてから行なっていた通常のバンド編成とは異なり、ギルバート・オサリバンとビル・シャンリー(サポートギター)の2人だけでステージを繰り広げ、世界的ヒット曲「アローン・アゲイン」などが“聴かせる”アレンジに。近年はこの編成でイギリス、アメリカなどでツアーを開催して好評を博しており、日本ではこのスタイルの公演は初めてとなります。当初は2020年5月に実施予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大による2度の公演延期を乗り越えて、遂に2022年4月に東京にやってきます。チケットは、11月26日(金)18:00より各プレイガイドにて先行受付を開始。
[音楽評論家 天辰保文]サウンドトラックとして時代をみずみずしく彩り、ぼくらといろんな季節を共に生きてきた歌の数々。家族や友人が誰一人としていなくなり、この世の中で独りぼっちだと打ちひしがれているときでさえ、その悲しみや淋しさに寄り添ってくれた歌の数々。例えば、「アローン・アゲイン」や「クレア」や「ゲット・ダウン」等々が、ギルバート・オサリバンのピアノの弾き語りでもっと身近になる。彼のことだ、畏(かしこ)まらず、親しげに客席に語りかけ、歌を通じて大切な時間を共有する歓びで会場を満たしてくれるに違いない。ポップ音楽の醍醐味は、大音量や大仕掛けがもたらすのではないことも、ぼくらは改めて知るのかもしれないと思うと、ワクワクしてくる。