8月に東京・南青山 ブルーノート東京で来日公演を行なうシンガーの
セシル・マクロリン・サルヴァント(Cecile McLorin Salvant)が、ニュー・アルバム『Oh Snap』を9月19日(金)に発表します。サルヴァントが自作した非常にパーソナルな楽曲12曲と、
コモドアーズが1977年に発表したヒット曲「Brick House」のカヴァーからなる全13曲を収録。このアルバムから、タイトル曲の「Oh Snap」が公開されています。
サルヴァントは90年代のマイアミでの幼少期にボーイ・バンド、グランジ、クラシック、フォーク・ミュージックなどから受けた影響を反映したこれらの楽曲を、即興性と喜びを創作プロセスの中心に据えるための創造的な探求の一環として書き下ろしました。これらは、当初発表するつもりはなかったため、これまでに触れたことのないGarageBand、Logic、AutoTune、MIDIプラグイン、ドラムループなどのデジタルツールやエフェクトを使用して、一人、自宅で録音しました。
公開されているタイトル曲についてサルヴァントは「ヴォーカルのサウンドには非常に具体的なイメージがあり、GarageBandやLogicのエフェクトやヴォーカルリバーブなどを駆使して作り上げました。ジャック・デボエ(このアルバムのミキシングを担当)と仕事を始めた時、ヴォーカルのサウンドについて非常に具体的なアイディアを持っていました。私は他の人よりも、自分の声をいじって、より荒削りで狂ったような、クリアでない音にすることに対して、よりオープンです。ジャックは幸いなことに、私と一緒にその方向へ進んでくれ、たくさんの異なる試みに同意してくれました……それは本当に楽しく、非常に力強い経験でした」と語っています。
Photo by Ebru Yildiz