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杉咲花主演映画『ミーツ・ザ・ワールド』、全キャスト&本ヴィジュアル&本予告公開 クリープハイプが音楽を担当

2025/08/04 12:38掲載
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杉咲花主演映画『ミーツ・ザ・ワールド』、全キャスト&本ヴィジュアル&本予告公開 クリープハイプが音楽を担当
 芥川賞作家・金原ひとみが歌舞伎町を舞台に描き、第35回柴田錬三郎賞を受賞した同名小説を、監督に松居大悟、主演に杉咲花を迎えて映画化した『ミーツ・ザ・ワールド』が10月24日(金)に全国公開。この度、杉咲花演じる由嘉里が足を踏み入れる歌舞伎(ワンダー)町(ランド)が印象的に描かれる本ヴィジュアルと予告編が公開。また、筒井真理子や、映画初出演となるくるま(令和ロマン)ほか豪華キャストも発表。さらに、クリープハイプが実写映画初の音楽を担当、主題歌書き下ろしが決定しました。

 歌舞伎町を舞台に、擬人化焼肉漫画『ミート・イズ・マイン』をこよなく愛するも自分のことは好きになれない27歳の主人公の新たな世界との出会いを描いた『ミーツ・ザ・ワールド』。原作は、第35回柴田錬三郎賞を受賞した金原ひとみの同名小説。自著の映画化は、第130回芥川賞を受賞したデビュー作『蛇にピアス』以来、17年ぶりとなります。監督を務めるのは、これまで青春という一瞬の輝きを描き、若者から圧倒的な支持を得る松居大悟。初めて“生きること”についての映画に挑み、新境地を開きました。撮影は本作の舞台である歌舞伎町で敢行。この街で生きる人々の居場所をスクリーンに焼き付けています。

 主人公の由嘉里を演じるのは、演技力に定評のある杉咲花。擬人化焼肉漫画『ミート・イズ・マイン』の推しカプに全力で愛を注ぐも、自分を好きになれず、仕事と趣味だけで生きていくことへの不安と焦りを感じる等身大の主人公の姿を体現します。由嘉里が歌舞伎町で出会う住人、希死念慮を抱えた美しいキャバ嬢・ライを南琴奈、既婚者で不特定多数から愛されたいホスト・アサヒを板垣李光人、人が死ぬ話ばかりを書いている毒舌な作家・ユキを蒼井優、街に寄り添うBAR「寂寥」店主・オシンを渋川清彦が演じます。歌舞伎町を舞台に新たな世界との出会いを描いた本作は、まさに現代版“不思議の国のアリス”。生きづらさを抱えるすべての人に贈るマスターピースが誕生しました。

 この度公開された本ヴィジュアルは、澄み渡った青空の下、由嘉里(杉咲花)、キャバ嬢のライ(南琴奈)、ホストのアサヒ(板垣李光人)が屈託のない笑顔で歌舞伎町を歩く姿が切り取られています。「ここにいる、明日の私はちょっと好き」という添えられたコピーを象徴するような由嘉里の笑顔が印象的なデザインとなっています。ある朝の歌舞伎町の3人をとらえた写真はNico Perez(写真家)が撮影し、デザインは石井勇一(アートディレクター・デザイナー)が担当。

 また、予告編は、韓国料理屋で由嘉里が突然立ち上がり「私は腐女子です」と奥山譲(くるま[令和ロマン])に打ち明けるシーンからスタート。擬人化焼肉漫画『ミート・イズ・マイン』の推し活で楽しい日々を過ごすも、自分のことは好きになれない由嘉里。27歳になって、このまま仕事と趣味だけで生きていくことへの不安と焦りを感じ、過干渉な母親にも頭を悩まされる由嘉里は、ある日迷い込んだワンダーランド=歌舞伎町で美しいキャバ嬢・ライと出会います。ライが由嘉里を招き入れたのは足の踏み場がないほどに散らかった部屋。ごみを片付けながら「こんな生活してたら、あなた死んじゃいますよ」と言う由嘉里に、ライは飄々と「私死ぬの」と告げます。希死念慮を抱えるライになぜか惹かれる由嘉里。ライをきっかけに不特定多数に愛されたいホスト・アサヒ、毒舌な作家・ユキ(蒼井優)、街に寄り添うマスター・オシン(渋川清彦)と出会い、生き方、考え方、人間関係―何もかもが違う世界で由嘉里は少しずつ自分を受け入れていきます。

 「ただ生きていてほしい」と願う由嘉里に対し、ライは「私以外のために私は生き続けなきゃいけないの?」と問いかけます。分かり合えないけど諦めたくない由嘉里に、アサヒは「自分にできることがあったんじゃないかって思うのが嫌なだけなんじゃないの」、そしてユキも「人は人によって変えられるのは45度まで」と助言します。「いいじゃん、由嘉里はそのままで」というライに由嘉里はどう向き合っていくのか、気になる展開となっています。これまで無縁だった歌舞伎町という未知の世界で、由嘉里がどう明日の自分をちょっとずつ好きになっていくのか――。劇場公開がいまから待ち遠しくなる映像に仕上がっています。

 あわせて、豪華キャスト陣を一挙発表。由嘉里(杉咲花)が敬遠する母親役を映画・ドラマで大活躍の筒井真理子が演じ、由嘉里が合コンで出会う男・奥山譲(ゆずる)役を映画初出演となるくるま(令和ロマン)が務めます。由嘉里の同僚役として加藤千尋和田光沙が登場するほか、ライの関係深い人物として安藤裕子中山祐一朗、そしてアサヒの同僚として佐藤寛太が脇を固めます。豪華キャスト陣が織りなす物語の行方に、どうぞご期待ください。

 由嘉里が愛情を注ぐ最推しの擬人化焼肉漫画『ミート・イズ・マイン』。劇中ではアニメ化作品も登場し、『ハイキュー!!』や『プリキュア』シリーズで知られる村瀬歩や『チェンソーマン』の坂田将吾ほか、阿座上洋平田丸篤志ら人気声優が集結。アニメと実写のマッチ具合もぜひ楽しんでいただきたいところです。

 さらに、本作の主題歌 / 音楽をクリープハイプが担当することも発表。これまで松居監督映画の主題歌を数多く担当し、親交も深いバンドですが、実写映画の音楽は初。本作のプロデューサー・深瀬和美の「作品に寄り添うアプローチの作曲家さんとはひと味違った、いち音楽家としてのロジックで取り組んでもらえたら、多様な人が存在する本作の世界観をもっと盛り上げてくれるのではないか」との狙いを受け、尾崎世界観は撮影現場を実際に訪れて音楽のイメージを膨らませたそう。また主題歌という考え方ではなく、本作の最後に流れる音楽として相応しいものを、というリクエストに応え、まさに映画の一部分となった主題歌「だからなんだって話」が誕生しました。監督は「これまで彼らの音楽に物語で寄り添ってきましたが、金原ひとみさんの物語にクリープハイプが寄り添ったら素敵だろうと思っていたし、何より映画的な理解がある。音楽だけやってくれるのかい、主題歌はどうしようかねぇ、など話しながら音楽制作を進めていたら、『だからなんだって話』という歌が送られてきて。間違いなくクリープの歌で、間違いなくミーツ・ザ・ワールドの歌でした」と印象を語り、クリープハイプはオファーに関して、「送っていただいた映像を見て、歌舞伎町で由嘉里がライと出会い、不安や希望、焦りや期待、いろんな感情をないまぜにしながら、たくさんの出会いを通じて、新しい世界が広がっていく様子を音楽で表現したいと思いました」とコメント。「はじめての実写映画での劇伴作業は、そこに映る繊細な表情、声のトーンや息づかい、色んな人が交錯する歌舞伎町の景色に向き合い、このシーンから聴こえてくる音楽は何なのかと探す日々で、苦悩もありましたがとても新鮮で忘れられないものになりました」と述懐しています。クリープハイプが紡ぎだす、珠玉の音楽にも注目です。

 そして、本作のムビチケカードが発売中。特典は由嘉里の歌舞伎町での日常を切り取った「特製ポストカードセット」。上映劇場および通販サイトにて購入できます。さらに、「テレ東本舗。」店舗およびWEBサイトにて、〈由嘉里の推しカプ〉アクリルスタンドキーホルダー付きムビチケカードが8月4日(月)より販売開始。こちらもお見逃しなく。

[コメント]
この度、映画『ミーツ・ザ・ワールド』の主題歌、劇伴音楽をつとめさせて頂きました。送っていただいた映像を見て、歌舞伎町で由嘉里がライと出会い、不安や希望、焦りや期待、いろんな感情をないまぜにしながら、たくさんの出会いを通じて、新しい世界が広がっていく様子を音楽で表現したいと思いました。
はじめての実写映画での劇伴作業は、そこに映る繊細な表情、声のトーンや息づかい、色んな人が交錯する歌舞伎町の景色に向き合い、このシーンから聴こえてくる音楽は何なのかと探す日々で、苦悩もありましたがとても新鮮で忘れられないものになりました。

――クリープハイプ

「クリープハイプに映画音楽をお願いしませんか?」とプロデューサーの深瀬さんから提案された時は驚きました。これまで彼らの音楽に物語で寄り添ってきましたが、金原ひとみさんの物語にクリープハイプが寄り添ったら素敵だろうと思っていたし、何より映画的な理解がある。音楽だけやってくれるのかい、主題歌はどうしようかねぇ、など話しながら音楽制作を進めていたら、『だからなんだって話』という歌が送られてきて。間違いなくクリープの歌で、間違いなくミーツ・ザ・ワールドの歌でした。
脚本は、ずっとご一緒したかった『くによし組』の國吉咲貴さんと制作して、由嘉里が出会う人々には様々な世界の素敵な方々が参加してくれました。
劇中で出てくるアニメ『ミート・イズ・マイン』はもはや一つのアニメシリーズを作るような座組で、そこから二次創作するチームが更に愛を広げてくださって。すべての制作の段階で、沢山の方々が愛情を教えてくれました。
映画で人を救えるなんて思えないけれど、この映画が少しでも明日の支えになったらいいなと思います。

――監督:松居大悟

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©金原ひとみ/集英社・映画「ミーツ・ザ・ワールド」製作委員会

『ミーツ・ザ・ワールド』
2025年10月24日(金)より全国公開
mtwmovie.com
配給: クロックワークス
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