感情と理性、過去と現在といった相反する要素を高度に統合し、研ぎ澄まされた音楽世界を創りだすピアニスト、
近藤伸子。待望の新作アルバム
『近藤伸子 プレイズ J.S.バッハ〜音楽の捧げもの〜』(ALCD-9153 2,500円 + 税)を9月7日(月)にリリースします。
〈アルトゥール・シュナーベルコンクール〉で1位なし第2位、ブゾーニ国際コンクールなどへの入賞を経て国際的な活躍の場を広げつつ、新作の初演や、
シュトックハウゼンのピアノ曲に関する論文と演奏で東京藝術大学器楽科大学院の博士号を取得するなど、現代音楽演奏にも積極的に取り組んできた近藤。その一方で、近藤の活動にはいつも
バッハが存在していました。
本アルバムに収められたのは、2014年のリサイタルでも取り上げられ、各方面から絶賛を集めた6作品。それぞれにまったく異なる様式を内包する6作品を、近藤は作品の理念そのままに、感情と理性の高度な統合によって昇華しています。ピアノならでは、そして現代ならではの切り口からバッハを響かせる一枚です。