オランダのハーグ王立音楽院で
佐藤豊彦にリュートを師事し、現在はリュート&アーリーギターソサエティ・ジャパンの事務局長も務める
櫻田 亨が、新作アルバム『
フランス・ルネサンスのギターとリュート〜ル・ロワ&アテニャン』(Nostalgia-1703 / オープン価格)を4月1日(火)にリリース。
櫻田は、リュートやテオルボ、ビウエラ、バロック・ギター、19世紀ギターといった撥弦楽器を幅広く演奏し、時代やその音楽にふさわしい楽器を的確に使い分け、ソリスト、コンティヌオ奏者として幅広く活動する、撥弦楽器のスペシャリスト。師である佐藤豊彦の自主レーベル“Nostalgia(のすたるぢあ)”より発売されたソロ・アルバム第3弾は、16世紀フランスで王室の楽譜印刷・出版家の称号を得た
ピエール・アテニャン、
アドリアン・ル・ロワが作・編曲、出版した、ギターとリュートのための音楽集です。
歴史的背景や事実をある程度踏まえながら櫻田が創作したというル・ロワとアテニャンの言葉や、時折挟まれる“マニア向けの話”など、櫻田自身が手がけた解説も大きなポイント。本作について、櫻田は解説で「歴史的、学術的云々という楽曲ではなく、気軽なギター・リュート小品集」と表現しており、ゆっくりとした平易な曲が中心となっています。