9月25日(水)、神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールにて、
アンジュルムの
勝田里奈卒業コンサート〈アンジュルム 2019 秋「Next Page」〜勝田里奈卒業スペシャル〜〉が行われました。
勝田のラストであり、新メンバー
橋迫 鈴の初コンサートでもある、最初で最後の12人によるステージとなった本コンサート。ファッション・リーダーの勝田らしくいきなり黒を基調にしたシックでかわいい衣装で登場すると会場も一気にヒートアップしました。その後も、スマイレージ曲も多数披露するメドレー・コーナーや定番「交差点」「友よ」まで、愛とニヤニヤの笑顔と涙の勝田らしいコンサートとなりました。
アンジュルムはこのあと、11人体制となって10月14日(月・祝)北海道・札幌ペニーレーン 24からツアーを再開します。
[オフィシャル・レポート]
アンジュルムが9月25日(水)に神奈川県・パシフィコ横浜 国立大ホールにてワンマン・ライヴ〈アンジュルム 2019 秋「Next Page」〜勝田里奈卒業スペシャル〜〉を開催。同公演をもって勝田里奈がグループおよびハロー!プロジェクトを卒業した。
グループ改名前であるスマイレージの時代に2期メンバーとして正式加入し、7年11ヵ月のアイドル活動を行なってきた勝田里奈。チケット完売となった卒業公演は新メンバーの橋迫 鈴が初めてパフォーマンス参加する場にもなり、現体制最初で最後の12人ステージとなった。ホールがあたかもランウェイのような演出で彩られる中、ライヴは「いとしいとしとSay My Heart」からスタート。グループのファッション・リーダーとして活躍してきた勝田の卒業ライヴにふさわしく、ポップで輝かしい雰囲気の中にアンジュルムの実力が滲み出るパフォーマンスとなった。勝田のモノローグから始まる「恋ならとっくに始まってる」の後、2期メンバー3人(竹内朱莉・中西香菜・勝田里奈)だけのMCトークでは3期メンバーがまだ入っていなかったスマイレージ時代を振り返って「本当に私たち悪ガキだったよね……」と年月の流れを噛みしめるシーンも。また、ここでは勝田のアイディアが公演の衣装に取り入れられていることも明かされた。
新旧楽曲を取り揃えたメドレー・ブロックでも、2期メンバーは「旅立ちの春が来た」で3人だけのステージを披露。「交差点」ではメンバーたちがステージ中央上段の勝田を仰ぎ、全員涙ながらに“大好きよ ありがとう”と歌にのせて思いを届けた。
アンコールでは、勝田によるソロ曲「とっておきのオシャレをして」(11月20日発売のニュー・シングルに収録/先行配信中)がライヴ初披露され、披露後には勝田から会場へむけた言葉が語られた。
「本日9月25日をもちましてアンジュルムおよびハロー!プロジェクトを卒業させていただきます。まずファンの方には、シンプルでありますが長い間暖かい応援を本当にありがとうございました。もう一つ、アンジュルムに出会ってくださって本当にどうもありがとうございます。こういうライヴ会場で毎回みなさんが温かい応援をしてくれることに、じつは毎回感動していました。当たり前だと思っていたことが本当にすごく大事なことで、感謝しなきゃいけないし最後の日に伝えなきゃいけないと思っていたので、こうして感謝の気持ちを伝えさせていただきました。スタッフさんは、本当に一言では入り切らないくらいいろんな場所でお世話になりました。共通して言えることはみんな私たちにすごく愛情を持ってお仕事をしてくれたということです。そしてメンバー。アンジュルムに加入してから後輩たちがどんどん入ってきて、本当にみんなが可愛くて、今ではこんなたくさんの人数になりました。一番が決められないくらいたくさんの思い出があって、ここじゃなきゃできなかった経験をみんなと一緒にすることができたなと思います。みんなに、出会ってくれてありがとうって気持ちでいっぱいです。改めまして、メンバー、ファンの皆さん、夢のような時間を本当に本当にありがとうございました」
勝田里奈の挨拶のあとに勝田以外の11人によるニュー・シングル曲「私を創るのは私」も披露され、ライヴを振り返る形でメンバーから勝田への感謝の言葉も一人ひとり贈られる。
「短い時間の中での思い出を大切にしたいと思います。見守っててください」と橋迫 鈴。伊勢鈴蘭は勝田のことを「本当に強い女性でした」と尊敬を込めて語り、太田遥香は会える時間が少なくなることを惜しみながら「とても大好きです」と伝えた。川村文乃はサブリーダー就任時に勝田にかけてもらった言葉に肩の荷が降りることが何度もあったという。船木 結は自分が一人っ子で甘えるのが苦手としつつ、「つらいときに勝田さんが何回も助けてくれた」と語り、笠原桃奈は「これからは勝田さんの分まで絶対に大人っぽくなります!」と決意表明。
コメント前から涙にくれていた上國料萌衣は勝田の強さを見習いたいとしつつ「卒業しても遊びにいきますので」と声をかけ、佐々木莉佳子は先行した勝田に「泣かないんだよね?」と声をかけられてうっかり号泣しそうになりつつ「たくさんの時間を過ごしてくれて本当によかったです。これから、自分にできることを精一杯やっていきます」と語った。室田瑞希は3期の最年長として「先輩方のなかに勝田さんがいることが、自分の中で大きかったです」と感謝を伝えた。
最後に同期の2人から、中西香菜は勝田に助けられた部分を振り返りつつ「早い時期に2期メンには相談があったんですけど、メンバー全員に発表するときに後輩の子たちと同じくらい泣いてしまいました。寂しいんですけど、これからも頑張っていきたいと思います。今まで本当にありがとう」とコメント。そしてリーダーの竹内朱莉は「りなぷーとはもう11年ぐらいの仲になります。めちゃくちゃ仲が良いってわけじゃなかったけどずっとセットで何かすることが多くて、今では人生の中で一番一緒にいた時間が長いのがりなぷーなんだなあという感じですね。私がリーダーになってからの3ヵ月も、本当にたくさんの話を聞いてもらいました。一緒に活動させていただけて本当に感謝です。長い間本当にありがとうございました。そして、お疲れさまでした」と挨拶を締めくくった。
アンコールラストは12人での「友よ」。涙をはさみつつも明るくエネルギッシュに送り出す、アンジュルムらしさ溢れるパフォーマンスでライブは締めくくられた。勝田里奈は今後、ファッション関係の仕事をめざし芸能活動を継続する予定。アンジュルムは11人体制となり10月14日(月・祝)より全国ツアーを再開させる。