8月9日に
鞘師里保が東京・渋谷DUO MUSIC EXCHANGEで行った全国ツアー〈RIHO SAYASHI 5th Tour 2025 Too much!〉東京公演の模様をお届けします。
自身最大規模となる全9都市を巡るツアーはまだ開催中ですが、渋谷での一夜はまさに最も熱狂的な夜だったと言えるでしょう。
[ライヴ・レポート] 今回のツアーでは開演前から少しToo much!な仕掛けでファンを迎える。なんとこの開場の時のためだけに作られたオリジナルラジオ番組「Too much scramble」をオンエア。90年代〜2000年代の時代感を意識し、DJ RihoRihoがパーソナリティーをつとめ、軽快なトークと選曲で、観客は最新EP『Too much!』の世界観に没入していく。
会場が暗転すると、フロアからどよめきが上がる。DJのChibichaelがステージに登場。OPENING SEがラジオの熱を引き継ぐように鳴り響く。「What‘s up Tokyo!Too much ライブ始まるよ! ダンサーズカモン!」の掛け声とともに鞘師登場。1曲目はニューEP収録のアッパーチューン「転生Chu☆」。会場のボルテージは一気に上がり、続く「ラッセ!」でも大いに盛り上がり、歓声が渋谷の夜を揺らす。
「Stupid」では華やかさから一転、成熟したソロアーティストの余裕と深みを感じさせるパフォーマンスで観客を惹き込む。さらに、「アイセヨイマヲ」ではダンサーたちとクールかつエモーショナルなフォーメーションダンスを展開し、切れ味のある動きと鋭い表現で魅了した。
「MARGE」は音源とは異なるしっとりとしたギターイントロで始まり、サビで爆発的な一体感を生む。そこからシームレス「paradise」へと繋ぎ、観客と手を振り合わせながらアイロニカルな歌詞さえも楽しむ余裕を見せ、今の鞘師らしいクールさと痛快さを感じさせた。
MCでは「暑い夏ですので、涼しい曲を」と新曲「ゆらり」を披露。「SHINE」ではジャケットを脱ぎ真っ赤なトップス姿でキュートな笑顔を振りまく。続く新曲「27yo」では共同作詞者であるyacco(DURDN)からの提案で“今の幸せな自分”を描いたことを語った。さらに「ソロデビュー以来、自分からあえて発信してこなかった“赤”のイメージに向き合い、今こそ自分の赤の歴史の先頭に立てる」と宣言し、「Super Red」を熱唱。真っ赤なライティングに包まれたステージで、力強く、誇らしげな表情を見せ、ここに鞘師ありと言わんばかりのパフォーマンスで会場は大いに沸いた。
本編ラストの曲は、新曲「beyond」。ソロデビューからの歴史を走馬灯のように振り返る歌に、ファンもタオルを振って応える。アンコールでは「Hi(gh) Life」、そして再び「Super Red」を披露。本編とは違った遊び心ある演出でダンサーたちとステージを駆け回り、客席の隅々まで手を振る鞘師。サビでは「Super Red!」のコールが沸き起こり、鞘師もそれを煽りながら、この日最高潮の盛り上がりを見せて終演。
ツアーは後半戦へと続く。ぜひ会場でこの“Too much!”な一夜を目撃してほしい。


Photo by Ray Otabe