米カリフォルニア芸術大学で
チャーリー・ヘイデンに師事し、その後
ブラッド・メルドーに学んだというピアニスト / 作曲家、
ベンジャミン・ラックナー(Benjamin Lackner)が、ニュー・アルバム『ラスト・ディケイド』を10月14日(金)にECMから発表します。アルバムからの先行トラック「サーキュラー・コンフィデンス」が公開中です。
ラックナーはこれまでトリオで6枚のアルバムを発表してきましたが、初のECMからのアルバムとなる新作は
マヌ・カッチェ(ds)、
マティアス・アイク(tp)、ジェローム・ルガール(b)とのカルテットによるもの。トリオからカルテットへとなったことで、ラックナーは作曲の枠組みを広げることになりました。
ラックナーは本作について、「このアルバムはアコースティックなものにしようと早くから決めていたので、方向性を定めやすく、ピアノをより身近に感じることができました」「よりオープンな方法でメロディを構想できるようなグルーヴを見つけることに取り組みました。バンドにホーン奏者がいることで、ピアノで普段とは違うハーモニー・パートを考えなければならなかったし、トランペットをリード・ヴォイスとして考えなければならなかったんです。マティアスのフレージングは、私のメロディの聴き方にぴったりなので、マティアスを意識して書くというのは刺激的な変化でした」と語っています。
また、ルガールはトリオ時代のラックナーのアルバムに参加しており、アイクはカッチェのECMからの2ndアルバム『
Playground』(2007年)に参加している仲。この4人での録音について、ラックナーは「スタジオでは、メンバーたちがとてもオープンマインドで、楽曲のアレンジを手伝ってくれたので、最終的にいくつかの変更を加えて、私の楽曲がまさに必要とする最終的なタッチを与えることができました。マヌは自発的にユニークなリズムのアクセントを加え、私たち全員にとってすべてが初めてのことだったので、セッションは全体的に新鮮な感覚に包まれました」とコメントしています。
アルバムは、2021年9月に仏ペルヌ=レ=フォンテーヌのスタジオ・ラ・ビュイソンヌで、マンフレート・アイヒャーのプロデュースにより録音。ベンジャミン・ラックナーと彼のカルテットは、2023年1月にドルトムント、コブレンツ、レーゲンスブルク、ブリュッセル、オスロなど、ヨーロッパ各地でライヴを行なう予定です。
©Sam Harfouch / ECM Records