ニュース

シャルル・デュトワ、ロイヤル・フィルを率いての来日直前インタビューが実現!

シャルル・デュトワ   2013/06/04 14:57掲載
はてなブックマークに追加
シャルル・デュトワ、ロイヤル・フィルを率いての来日直前インタビューが実現!
 “音の魔術師”と呼ばれ、世界中から引く手あまたの名匠、シャルル・デュトワ(Charles Dutoit)が芸術監督・首席指揮者を務めるイギリスの老舗、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団を率いて間もなく来日! 東京都内3ヵ所でコンサートを行ないます。

 6月27日(木)19時開演の東京・サントリーホール公演のプログラムは、前半にメンデルスゾーンの序曲「フィンガルの洞窟」とショパンのピアノ協奏曲第1番、後半にドビュッシーの「海」とラヴェルのバレエ「ダフニスとクロエ」第2組曲が予定されています。

 ショパンの協奏曲のソリストは、ユジャ・ワン。世界中が注目する無敵のライジング・スターであり、デュトワとも何度も共演して音楽的に抜群のパートナーシップを誇るピアニストです。ショパンの協奏曲を日本で披露するのは初めてとのこと。

 今回の来日直前に実現したデュトワへのインタビューで、マエストロはユジャについて次のように語っています。

 「(ユジャ・ワンに)初めて会ったのは彼女が16歳の時でした。彼女がフィラデルフィアのカーティス音楽院で師事していたゲイリー・グラフマンから連絡があって、“彼女の演奏をどうか一度聴いてみてほしい”と誘われたのです。演奏を初めて聴いた時は文字通り、耳を疑いましたよ。アンビリーバブル! 稀有な才能を持っていると確信しました――勿論、技術の高さに驚かされたわけですが、さらに“音楽家として最も重要な点”が秀でていることに感銘を受けました。つまり、彼女の音楽に対する感受性の豊かさに心打たれたのです」

 2009年にロイヤル・フィルの芸術監督に就任したデュトワですが、このオーケストラとは60年代からの長い付き合いだといいます。

 「ずいぶん昔に遡りますが……。まだ指揮者として駆け出しの頃に、私のロンドン・デビュー [注:1966年] で演奏を共にしたのが、ロイヤル・フィルなのです。ですから現在、この楽団の首席指揮者と芸術監督を自分が兼ねているのは“めぐり合わせ”でしょう。このオーケストラ を1946年に創設したサー・トーマス・ビーチャムが、20世紀に多くのすぐれた新作を委嘱した偉大な人物であったという点にも惹かれています。そうした諸々の理由から、私は常にロイヤル・フィルとは強い結びつきを感じているのです。彼らとは世界中で幾度も共演しています。極めて反応が速く、かつ、とても器用なオーケストラだと評価しています」

 サントリーホール公演のほか、25日(火)には文京シビックホール、26日(水)には東京文化会館でも公演があり、それぞれ違うプログラムが予定されています。

 オーケストラからどんな音でも引き出すミラクルな技を、ぜひご自身の目でお確かめください!

シャルル・デュトワ指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 日本ツアー

・6月27日(木)19:00〜
東京 赤坂 サントリーホール
[曲目]
メンデルスゾーン: 序曲「フィンガルの洞窟」op.26
ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調op.11(共演:ユジャ・ワン)
ドビュッシー:海
ラヴェル:バレエ「ダフニスとクロエ」第2組曲
※お問い合わせ: カジモト・イープラス 0570-06-9960

・6月25日(火)19:00 東京・文京シビックホール
※お問い合わせ: シビックチケット [Tel]03-5803-1111

・6月26日(水)19:00 東京・東京文化会館
※お問い合わせ: 公益財団法人都民劇場 [Tel]03-3572-4311

※シャルル・デュトワへの来日直前インタビュー全文、公演詳細はKAJIMOTOのサイトをご覧ください。
www.kajimotomusic.com/jp/news/k=1420
最新ニュース
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 大好きな街、小田原への愛を込めた「O・DA・WA・LOVE」配信リリース emily hashimoto[インタビュー] ギターミューズRei デビュー10周年 初のベスト・アルバム発売
[インタビュー] 突然、しゃっくりのように曲作りが止まらなくなった… 実力派歌手が初のアルバムを発表 高遠彩子[インタビュー] ふたたび脚光を浴びる作曲家の新作は、フル・オーケストラによるインスト・アルバム 日向敏文
[特集] 「柚木麻子と朝井リョウとでか美ちゃんの流れる雲に飛び乗ってハロプロを見てみたい」アフタートーク[インタビュー] アーバンで洗練されたグルーヴを鳴らす注目の6人組バンド BESPER
[インタビュー] 徹底的に音にこだわった ロックとオーケストラの完全なる“融合” GACKT[インタビュー] イベント〈The Night Unthreads 〜360° floor live〜〉にも出演 00年サウンド再来、CLW
[インタビュー] プロデューサー藤井隆が語る 麒麟・川島明のファースト・アルバム![インタビュー] スーパープレイヤーぞろいのブラス・アンサンブルが、満を持して発表するバロック名曲集 ARK BRASS
[インタビュー] 「私が歌う意味」 自らが選曲したディズニー・ソングで歌手デビュー 檀れい[インタビュー] 突如あらわれた驚異の才能! 10代の集大成となる1stフル・アルバム Meg Bonus
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015