チック・コリア(Chick Corea)が、2020年10月23日・24日に地元の米・フロリダ クリアウォーターのルース・エッカード・ホールで行なった生前最後のライヴ・パフォーマンスを収録するアルバム『フォーエヴァー・ユアーズ〜ザ・フェアウェル・パフォーマンス』が、10月24日(金)に発表されます。この2日間のソロ・ピアノ・コンサートは、また、チックにとって最後のレコーディングでもありました。アルバムから、スティーヴィー・ワンダー「オーヴァージョイド」のカヴァーが先行配信中です。
この公演は、コロナ禍で全世界的にコンサートが制限される中、チックのたっての希望で、観客はマスク着用&間隔を開けるといった配慮をしたうえで決行されました。しかも、2,000人を収容するホールではなく、ロビーに200人程度を集めて開催。アルバムには、そんな特殊な環境を感じさせない観客とのアットホームなやり取りや、圧巻のピアノ・パフォーマンスがあますところなく収録されています。
アルバムのCDは日本先行発売。ブックレットには、チックの家族や関係スタッフ、そしてチックを尊敬する
ロバート・グラスパーによる特別寄稿、さらには
ハービー・ハンコック、
スタンリー・クラーク、
アリシア・キーズ、
ラン・ラン、
ハンス・ジマーなどジャンルを超えた大物アーティストが寄せたコメントが記載されています。
Photo by Taku Sakurai