数々のバンド / プロジェクトで歌ってきた経験豊富なシンガー、
ヨラン・エドマンをフィーチュアしたスウェーデンのAORバンド、
クロスフェイド(CROSSFADE)が、ニュー・アルバム『イノセント・デイズ』を6月30日(金)にリリース。
アバや
a-ha等トップ・バンドに関わった経歴を持つセッション・ミュージシャンであるギターのラーズ・ハルバックとキーボードのリチャード・ステンストロムが合流後、ヨラン・エドマンが加わってこのクロスフェイドは結成されました。
目指した音楽性は“60年代から現代への推移、移行(クロスフェイド)”。それはハード・ロックでもメタルでもないリラックスしたAOR系サウンドでした。
デビュー作『
ホワイト・オン・ブルー』(2003)は日本盤も発売され、質の高い音楽でシーンがざわつきました。その後は2011年に2nd『Secret Love』を、2018年には3rdとなる『Carousel』を発売し、マイペースでじっくりと自らの音楽を育んできました。
そして5年振りとなる4thニュー・アルバム『イノセント・デイズ』が届けられました。その音楽は紛れもなくクロスフェイドであり、現代にもたらされたウェストコースト・サウンド。レコーディングはホーンやストリングス等すべてリアルな楽器がベースとなって構成されています。
TOTOや
スティーリー・ダン、
ドゥービー・ブラザーズが持つスパイシーな要素と、
イーグルスや
クイーンを連想させるヴォーカル・アレンジが認識できる彼らの音楽醸造方法。リラックスした表情を見せる温かいサウンドがなんとも心地良いです。
マスタリングは
ピーター・ガブリエルや
エルトン・ジョンのアルバムを手掛けたトニー・カズンズが担当。アートワークはデヴィッド・ギルモアで知られるスティーヴン・ニー。
色彩感覚にあふれた極上の楽曲と円熟味を感じさせる見事なプレイ。表情豊かで透明感に包まれた穏やかな洗練されたサウンドが絶品です。スティーリー・ダンやTOTO、
エアプレイ、
ペイジズ、
シカゴファンは必聴。今作もグレイトな楽曲とAORサウンドが凝縮された仕上がりとなっています。