ニュース

トータスのダグ・マッコームズ、本名名義でキャリア初のソロ・アルバムをリリース 先行配信もスタート

ダグラス・アンドリュー・マッコームズ   2022/10/04 10:05掲載
はてなブックマークに追加
トータスのダグ・マッコームズ、本名名義でキャリア初のソロ・アルバムをリリース 先行配信もスタート
 ポスト・ロックの始祖トータスのダグ・マッコームズが、フル・ネームのダグラス・アンドリュー・マッコームズ(Douglas Andrew McCombs)名義にて、キャリア初となるソロ・アルバム『VMAK〈KOMBZ〈〈〈DUGLAS〈〈6NDR7〈〈〈』を10月21日(金)にリリース。発売に先駆けて、アルバムより「Green Crown's Step(グリーン・クラウンズ・ステップ)」が10月4日(火)0時より先行配信が開始されています。

 1987年にイレヴンス・ドリーム・デイのメンバー(ベーシスト)としてレコード・デビューしてから約35年、ジェフ・パーカーと並びトータスの創立メンバーであるダグ・マッコームズ。トータスのトレードマークの一つでもある、巨匠エンニオ・モリコーネテレヴィジョントム・ヴァーレインにも通ずる、ハードボイルドさや哀愁を感じさせるメロディラインのコンポーザーとして、トータスのメロディの要を務めています。

 今回のソロ作は、今年レコード・デビュー25周年を迎えた自身のリーダー・ユニット“ブロークバック” に変わり、新たに提示したプレゼンテーション。これまでもブロークバックの作品にも参加してきたキャレキシコジョン・コンヴァーティノ(ds)をはじめ、今やダグがツアー・サポートを務めているザ・シー・アンド・ケイクのフロント・マンのサム・プレコップ(モジュラー・シーケンス)、ブロークバックの近作やライヴのほか、トータス『TNT』の再演ライヴ(2020年の来日公演)にも参加していた元ザ・ジンクスのフロント・マンであり、ソロ・アーティストとしても活躍するジェームズ・エルキントン(ds,perc)がゲスト参加。エルキントンは、本アルバムの録音とミックスも担当しています。

 10分以上の長尺曲2曲と今回先行配信される「Green Crown's Step」の3曲のインスト曲を収録(※日本盤はボーナストラックを追加した4曲入り)した本作は、トータスやブロークバックをはじめとしたダグの活動の集大成。おなじみのBass VI(6弦ベース)によるサウンドだけでなく、エレクトリック&アコースティック・ギターの可能性を拡張することで独自の音楽性を先鋭化し、持ち前のメロディを更に活かすために、音の質感を探求し、音響空間にも配慮した逸品です。近年、ブロークバックがバンド編成でのロック・サウンドに傾倒していることもあり、それと比較すると、ある意味、初期のブロークバックに戻ったかのような実験的な印象もあり、メロディアスながらも非常に刺激的なサウンドが詰まっています。

 アルバム・タイトルはダグが東欧を旅した際のパスポートをスキャンしたものに由来。正式な読み方は存在せず、リリース元の米シカゴの老舗レーベル「スリル・ジョッキー」では略して『V MAK』(ヴィー・マック)と呼んでいるとのこと。また、このアルバムはスリル・ジョッキー設立30周年記念作品でもあり、スリル・ジョッキーではフィジカル・リリースとしては限定CDのみの発売となりますが、日本盤は超限定にはせず、アルバムと同時期に制作された楽曲をボーナス・トラックとして追加収録してリリースされます。加えて、ブロークバックと共演経験があり、ダグ本人とも親しいアキツユコによる推薦コメント、『TURN』編集長の岡村詩野、スウィート・ドリームス・プレスの福田教雄によるライナーノーツも掲載。

 トータスのメロディアスな楽曲やブロークバックの初期のサウンドが好きな人にはもちろんのこと、初心者にも優しく、刺激的で美しい、遅れてきた大型新人によるインスト楽曲集に、期待がふくらみます。

拡大表示




■2022年10月4日(火)先行配信
ダグラス・アンドリュー・マッコームズ
「Green Crown's Step」

iTunes MS、Apple Music、Amazon Music(サブスクのみ)、YouTube、YouTube Music のみ先行配信
※10月21日に開始されるアルバムの配信は、Spotify他、より多くのストアで取り扱われます。

itunesリンク: music.apple.com/jp/album/vmak-kombz-duglas-6ndr7/1646940357

Amazon Musicリンク
amazon.co.jp/music/player/albums/B0BGHW29CL?ref=sr_1_1&s=music

■2022年10月21日(金)発売
ダグラス・アンドリュー・マッコームズ
『VMAK〈KOMBZ〈〈〈DUGLAS〈〈6NDR7〈〈〈』

THRILL-JP 55 / HEADZ 255 (原盤番号:THRILL 589)

01. Two to Coolness 12:10 
02. Green Crown's Step 3:36
03. To Whose Falls Shallows 18:05
04. White Steam 5:58
※ Track 4:日本盤のみのボーナス・トラック


faderbyheadz.com/release/headz255.html
最新ニュース
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] Arvin homa aya  実力派シンガーの話題曲 アナログで連続リリース[インタビュー] ジェイコブ・コーラー × kiki ピアノ 凄腕師弟コンビ
[インタビュー] 文坂なの \[インタビュー] 人気ジャズ・ピアニストが立ち上げた新レーベル 第1弾は田中裕梨とのコラボ・シングル
[特集] いよいよ完結!? 戦慄怪奇ワールド コワすぎ![インタビュー] you-show まずは目指せ、新宿制覇! 新宿発の楽曲派アイドル・グループがデビュー!
[インタビュー] 想像を超えた創造。タフでラフでラブな一枚 崇勲×ichiyonのジョイント・アルバム[インタビュー] 千住 明、オペラ・アリアをヴァイオリンで 千住真理子とともに20年以上前の編曲スコアを再録音
[インタビュー] 思い出とともに甦る名曲の数々 藤あや子のカヴァー・アルバム[インタビュー] 紫 充実の新作を発表、海外フェスへの出演決定と結成55周年に向け勢いを増すバンドの現在と未来
[インタビュー] RISA KUMON バイリンガル・シンガー・ソングライター  ユニバーサルなアルバムでデビュー[インタビュー] HAIIRO DE ROSSI ジャズ・ラップの金字塔 10枚目にして最高傑作
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015