ピアノ連弾とドラムで新たなジャンルを開拓する音楽プロジェクト“
EYRIE ”が、
手塚治虫 原作の漫画『火の鳥』にインスパイアされ制作した新曲「Endgame 3404」を9月17日(水)にデジタル・リリース。あわせて、本楽曲のミュージック・ビデオも公開しています。本作はHIP LAND MUSICによるデジタルディストリビューション&プロモーションサービス「FRIENDSHIP.」がデジタル・リリースをサポートしています。
「Endgame 3404」は、2024年『火の鳥』連載開始70周年記念公式作品として制作したEYRIEのメジャー・デビュー・アルバム『
火の鳥 』に連なる作品で、今回は『火の鳥』の未来編で手塚治虫が描いた「人類の終末戦争」を、ピアノ連弾に加えシンセサイザーやシンセベース等の鍵盤を駆使したダイナミックなメロディをタイトなドラムでまとめ上げる音楽で表現しています。
また、およそ1年ぶりとなるワンマン・ライヴ〈still we sail〉を11月13日(木)東京・下北沢SHELTERにて開催することが決定。チケットのオフィシャル・サイト先行受付がスタートしています。
[コメント] 『Endgame 3404』は、手塚治虫の不朽の名作『火の鳥』未来編に着想を得た楽曲です。 物語の序盤、人類が核戦争で自滅するシーンまでをテーマに、私たちEYRIEのピアノ連弾とドラムという編成で描いています。 舞台は西暦3404年、地上はすでに荒廃し、人類は地下都市に逃れ、生活と政治の全てをマザーコンピュータに委ねています。やがて都市国家間の対立がエスカレートし、マザーコンピュータ同士の対話は決裂。戦争は「論理的に避けられない選択」として開始され、人類は自らの文明を終わらせてしまいます。 どんなに技術が進んでも争いを止められずに自分たちを滅ぼしてしまう人間や、判断を機械に委ねた社会の行き着く先みたいなものを考えながら、この楽曲を制作しました。 音楽的には、ピアノ連弾の強烈なインタープレイとドラムの切迫したビートが重なり合って、終末に向かって加速するような構造で展開します。暴走、対話の崩壊、訪れる破滅、その一瞬一瞬を、烈しさと緻密さの両面から描きました。 『Endgame 3404』は、私たちの追い求めるピアノロックの新たな形の一つの到達点でもあります。伝統的なピアノの響きに現代的なアグレッションと構造美を融合させ、激しさと繊細さの間を行き来するサウンドは、EYRIEならではの表現だと信じています。 文明の終焉を描いたこの作品が、今を生きるあなたの心に何かを残すことができたなら嬉しいです。 ――EYRIE VIDEO