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葉加瀬太郎のアナ雪“エルサ”も飛び出した〈情熱大陸 SPECIAL LIVE〉東京公演

葉加瀬太郎   2014/08/12 15:05掲載
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葉加瀬太郎のアナ雪“エルサ”も飛び出した〈情熱大陸 SPECIAL LIVE〉東京公演
 13年目を迎えた野外フェス〈情熱大陸 SPECIAL LIVE SUMMER TIME BONANZA'14〉の東京公演が8月9日(日)、夢の島公園陸上競技場で行なわれました。

 この日の東京は、台風11号の接近もあってあいにくの曇天。そんな天気に活を入れるように、イベント・オーガナイザーの葉加瀬太郎がステージから開会宣言の乾杯をすると、オープニングに登場したのはSing Like Talking。メンバーの佐藤竹善はソロやバンド名義を含めると12回目の参加となる最多出場レコード・ホルダー! ゆるやかに進行しながらも客席をあたためていくステージングは円熟の極み。盟友の葉加瀬はヴァイオリン演奏だけにとどまらず、彼らの代表曲のひとつ「Spirit Of Love」では、キーボードを弾き語る竹善の後ろで美しいコーラスも披露。

 続いても本フェスの常連で、11年連続出場となる押尾コータロー。葉加瀬にチェリストの柏木広樹を加え、3人で大人のインストゥルメンタルをじっくり聴かせる。また、サブ・ステージ「JOUNETSU STAGE」のトップを飾ったのは初参加の上間綾乃。「私のルーツ・ミュージックである沖縄民謡を歌います! みなさん、お尻がムズムズして立ちたくなりますよ!」との宣言通り、三線片手に「豊年音頭〜唐船ドーイ」、場内は一転としてウチナー・モードに。

 元気いっぱいのステージは、そのままmiwaへ。ギブソンJ-45をかき鳴らしながらお馴染みのヒット曲が続き、中盤ではエレキ・ギターに持ち替え、丁寧にリズムを刻みながら「ヒカリヘ」。ラストは葉加瀬のヴァイオリンが絶妙に絡むバラード・ナンバーを会場へ届けました。カサリンチュはJOUNETSU STAGEからヒューマン・ビートボックスで会場を盛り上げる。「奄美の人口より、この会場に集まった人の方が多いです!」と会場を笑いに包むと、がっちりコール&レスポンス!

 初参加のクリス・ハートは、大観衆を前にちょっと緊張の面持ち。「この近くの門前仲町に住んでました。サラリーマン時代には豊洲に自動販売機も置きました!」とのローカル・トークから、広がりのある深い歌声を聴かせる。オフコースのカヴァー「生まれ来る子供たちのために」では、葉加瀬と佐藤竹善が参加。映画『アラジン』のテーマ曲「A Whole New World」ではMay J.がデュエットで入り、さらに葉加瀬のヴァイオリンが加わって、三位一体となるコラボ。

 ステージはそのままMay J.へ、THE BOOM「風になりたい」からオーディエンスは総立ち! 「私の人生を変えてくれた曲です!」とイントロが奏でられると凄まじい歓声が巻き起こり……ステージ下手からは金髪のカツラにブルーのドレスを着た、『アナと雪の女王』の“エルサ”に扮した葉加瀬が登場! まさかのエルサとMay J.による英語ヴァージョン「Let it Go」は、この日のハイライトとも呼べる1曲でした! 「エルサの後はやりづらいです……」と現れたDEPAPEPEは会場を涼やかにリラックス。「僕らの大好きなアニキを呼びます!」と押尾コータローを招くと、“DEPAPEKO”として3人で「ONE」を演奏。

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 ステージは再びメイン・ステージであるBONANZA STAGE。鮮やかなピンクのジャケットに身を包んだゴスペラーズ、1曲目にお馴染みの大ヒット曲「ひとり」を5人だけのアカペラで。大ヒット曲「誓い」でもその美しすぎるハーモニーで会場を酔わせる。3曲目にはリリースの迫る新作『The Gospellers Now』から「HIT ME」を早くも披露。

 BONANZA STAGEには続いて玉置浩二が登場も、ここで小康を保っていた天気が荒れ出す。玉置は激しい雨の中、ギター1本でステージに立つ! 『男はつらいよ』の主題歌も飛び出す意外過ぎる選曲で沸かせると、押尾コータローと「サーチライト」をコラボ。ラストは大ヒット曲「田園」で締め。

 JOUNETSU STAGEには、2012年に復活したCASIOPEA 3rd野呂一生のギター、鳴瀬良博のベース、神保 彰の超絶ドラムに、新メンバーで紅一点の大高清美のキーボードが絶妙に絡み合う極上のフュージョン・サウンドは圧巻。CASIOPEA時代の代表曲でもある「FIGHT MAN」「ASAYAKE」と、往年のフュージョン・ファンも喜ぶラインナップが並ぶ。

 BONANZA STAGEには昨年の初参加に続いて角松敏生が登場。中山美穂に提供した「You're My Only Shinin' Star」、「WAになっておどろう」を葉加瀬と。そしてエンディングは、もちろん葉加瀬太郎そのひと! 「エトピリカ」からはじまり、激しく、優しく、ヴァイオリンを奏でていく。ラストは「情熱大陸」サンバ・ヴァージョン。パーカッション・プレイヤーとして角松敏生も参加、中盤には色とりどりのサンバ・ダンサー・チームが登場し、出演アーティストたちも乱入! オーディエンスと共にステージと会場が一体となったお祭り騒ぎで、東京公演は幕を下ろしました。

 なお、〈情熱大陸 SPECIAL LIVE〉はこの後、8月23日(土)に北海道公演が「いわみざわ公園野外音楽堂キタオン」で開催。こちらもご注目ください!

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