カラフルなポップスから美しいピアノ・バラードまで多彩な楽曲を発表し、約20年にわたって音楽シーンを牽引してきたシンガー・ソングライターの
HARCOが、約2年ぶりのニュー・アルバム『
あらたな方角へ』(UVCA-5005 2,700円 + 税)を6月21日(水)にリリース。
沢田研二のカヴァー「TOKIO」など全11曲を収録しています。
活動20周年という節目を迎え、2018年より本名の“青木慶則”として新たに活動をスタートさせることを発表しており、『あらたな方角へ』はHARCO名義でのラスト・アルバムとなります。ゲストとして、山崎ゆかり(
空気公団)、
山田稔明、伊藤俊吾、早瀬直久(
ベベチオ)、田中 潤(
ゲントウキ)らが参加。HARCOというポップス職人の20年の歴史を総ざらいしたかのような、バラエティに富んだ内容に仕上がっています。オフィシャル・サイト「ハルコレート」(
www.harcolate.com/)では、アルバム収録曲に秘められた想いや秘話などを綴ったセルフ・ライナーノーツを公開中。
HARCO名義で発表した楽曲のライヴ演奏も、年内での“封印”を発表。7月には本作を携えたツアー〈HARCO LIVE TOUR 2017 20th Anniversary Special - HIKINGS -〉が名古屋、東京、大阪の3ヶ所で開催されます。
今回のアルバムが出来上がるまでの道は、かなりくねくねと曲がり、最後は空に吸い込まれるような真っ直ぐな上り坂でした。というのも、はじめは久々のピアノ弾き語りアルバムにしようとしていたし、正反対のエレクトロな曲を中心にしようと取り組んでいた時期もあったんです。そんななか恒例の『HARCOの春フェス』に加え、コラボソングが生まれる機会がたくさんあり、いずれもとても良い曲だったので、その曲たちをバランス良く配置したアルバムをイメージをするようになりました。
さらに来年から名義を本名に改めることが決まり、これがHARCOとしてのラストアルバムになるのなら、いつかのために取っておいたストックの曲からも選ぶべきではないかと考えるようになりました。そこでレコーディング開始直前に、あらかじめ決まっていたラインナップを大幅に刷新。雑食家としていろんな音楽を(ある意味節操なく)取り込んできた僕と、正統派な曲も書きたいという僕のもうひとつの側面も合わせたアルバムが、最後にして初めてここに完成したのではないかな、と今は感じています。――HARCO