シンガー・ソングライターとして、“小説を音楽にするユニット”
YOASOBIのヴォーカル・ikuraとしても活躍している
幾田りらが、10月31日(火)21:00に、新曲「With」のミュージック・ビデオをYouTubeプレミア公開することが決定しています。
このたび公開となるMVは、ミラーレイチェル智恵が監督を務めており、水辺で穏やかに歌う幾田の姿から、この楽曲に込められた温もりや柔らかな感覚が伝わってくる美しい映像に仕上がっています。
新曲「With」は、
ビートたけしによる原作小説を、主演に
二宮和也、ヒロインに
波瑠を迎え映像化した映画『アナログ』のインスパイア・ソングとなっています。映画『アナログ』は、二宮演じる主人公の悟と、波瑠演じる携帯を持たない謎めいた女性・みゆきの2人の恋愛を通じて描かれ、コロナ禍を経た今だからこそ実感する“会うこと”の大切さ、いつの時代も変わらない愛の原点=“大切な人にただ会える喜び”を描いた感動作です。
なお、映画『アナログ』の劇伴及びインスパイア・ソング「With」の編曲は、4人組バンド
andropの
内澤崇仁(vo,g)が手掛けています。
[コメント]この曲を書いている時、人と人の出会いや繋がり、
どんなことが愛や絆を生み、それが何をもたらしていくのだろう…と、
色んなことを頭に巡らせながらひたすら考えていました。
出会うまでの、それぞれが生きてきた時間に経験したことには
その人だけの中で育ってきた痛みや、癒えない傷や、孤独がある。
別々の人間である以上、完全に理解し、一つに重なることはできないけれど
隣に座って背中をさすること。
心に直接触れることができなくても
手のひらで感じながら
心の限りを尽くして”想像する”こと。
そこには愛が芽生えているのではないかなと思いました。
そんな日常のほんの些細な隙間に咲く、喜びや幸せを
今回ミラーレイチェル智恵監督とチームの皆さんが、
自然体でナチュラルな表現で映像に昇華してくださったと感じています。
陽の光や影、風の温度や、水面の表情など、
ひとつひとつの質感を隅々までこだわって撮影してくださいました。――幾田りら指の先まで歌が染み込んでいるようで、しなやかに動く幾田さんにはただただ魅了されました。
力強く柔らかいそんな稀有な魅力を持った人です。
映像でその魅力をさらに伝えたいと思いながら作りました。
ご一緒できたことを心から嬉しく思います。――ミラーレイチェル智恵(監督)