名盤の呼び声も高い3rdアルバム
『carapace』リリース後も自身のバンド“もう死んだ人たち”との精力的なライヴ活動や、
前野健太や
トンチの作品での客演、そして鍵盤奏者として
ジム・オルーク、
長谷川健一バンドへの参加など多岐に渡り活躍するシンガー・ソングライター
石橋英子。前作に引き続きジム・オルークをプロデューサーに招いた1年半ぶりの4thアルバム
『imitation of life』が完成しました。6月20日発売。
バンドメンバーであるジム・オルーク、須藤俊明、
山本達久、
波多野敦子と、数々のライブやレコーディングで築きあげたバンドサウンドにより、彼女のきらびやかな楽曲が、繊細且つユーモラスでドラマティックなプログレッシブ・ポップスになっています。マルチ・プレーヤーとしての一面も持つ彼女は、ピアノのみならずヴィブラフォン、フルートなどに加え今回はガット・ギターも演奏。前作完成後すぐにギターでの作曲に挑んだ「fugitive」も収録されている。また本作は、“愛する人の為に爆弾を作り続ける女性”や“叫びのサンプルを集める科学者”など、サイエンス・フィクションを思わせる詞も聴きどころになっており、これまで以上にチャレンジに溢れたコンセプトアルバムに仕上がっています。
さらに、ここぞという所でゲストミュージシャンたちが楽曲を鮮やかに彩どっています。最後を飾る「imitation of ife」での
坂田明の演奏に、誰もが魂を震わすことでしょう。カヴァーアートには海外でも広く活躍するアーティスト五木田智央による書き下ろしの作品を使用。前作に引き続き木村 豊(Central67)がジャケット・デザインを担当しています。偉大なる作品を作り上げてきた先人達を夢想しながら、新たな音楽を創造することへの挑戦。これまで以上に力強さを感じる傑作が誕生しました。