今年2月に最新アルバム『
Raven』をリリースした、ワシントンDC生まれ、LA拠点のR&Bシンガー / ソングライターのケレラ(KELELA)が、同作を携えて5年ぶりとなる来日公演〈RAVEN TOUR 2023 in TOKYO〉を8月24日(木) 東京・神田スクエアホールにて開催します。
2013年に発表されたミックステープ作品『Cut 4 Me』でレーベル「ナイト・スラッグス」や〈フェイド・トゥ・マインド〉の盟友たちとともに90sへのオマージュをベースにレフトフィールド〜インディR&Bの潮流を仕掛け、“ポスト・
アリーヤ”として注目を浴びたケレラ。2015年にリリースしたEP作品『Hallucinogen』に収録された「Rewind」はニューヨークタイムズ紙の“これからの音楽の方向性を感じさせる25曲”に選出され、2017年には名門「ワープ」より1stアルバム『
Take Me Apart』をリリース、2018年の夏にはサマーソニックに出演し初来日を果たしています。
フル・アルバムとしては5年ぶりとなる2ndアルバムは、ケレラとアスマラが共同エグゼクティブ・プロデューサーを務め、全曲でケレラが作曲とアレンジを担当。楽曲を通して、リスナーに自分自身を深く掘り下げることの重要性を訴えかけた作品となっており、そのサウンドは、ジャズの即興的な側面、ダンス/電子音楽の脈打つビート、伝統的なR&Bの開放感の間を横断するもの。収録曲「Fooley」のアブストラクトな雰囲気から、「Happy Ending」の遊び心のあるブレイクビーツまで、ダンスミュージックのさまざまな地形を描き出す多彩な楽曲が収録されています。
Photo: Justin French