ジャズ・ピアニスト、菊地雅章の最後のソロ・スタジオ録音を収録する没後10周年アルバム『花道 〜 ファイナル・スタジオ・レコーディング Vol.2』が、元ECMプロデューサーで、生前の菊地と付き合いのあったサン・チョンが主宰するRed Hook Recordsから10月24日(金)に発売されます。このアルバムのオープニングを飾る「Manhã de Carnaval」が公開中。この楽曲は、ルイス・ボンファが映画『黒いオルフェ』のために作曲。日本では「カーニバルの朝」のタイトルで親しまれています。
菊地は亡くなる2年前の2013年12月、米・ニューヨークのKlavierhausコンサート・ホールでソロ・ピアノのレコーディングを行ない、このなかから6曲を収録するアルバム『花道 〜 ファイナル・スタジオ・レコーディング』が2021年に発売されました。その続編となるのが、今回発売されるアルバム。同レコーディングから3つのインプロヴィゼーションと、公開された「Manha de Carnaval」、ジャズ・スタンダードの「Alone Together」、ジョージ・ガーシュウィン作曲の「I Loves you Porgy」、クルト・ワイル作曲の「My Ship」を収録しています。カヴァーした楽曲は、いずれも1950年代後半の学生時代に親しんだものです。