草剛 が主演を務める10月スタートの月10新ドラマ『終幕(しゅうまく)のロンド ーもう二度と、会えないあなたにー』のレギュラーキャストとして、
中村ゆり 、
八木莉可子 、
塩野瑛久 、
長井短 、小澤竜心、石山順征、永瀬矢紘、
要潤 、
国仲涼子 、
古川雄大 、
月城かなと 、
大島蓉子 、
小柳ルミ子 、
村上弘明 、
中村雅俊 、
風吹ジュン の出演が発表。あわせて、草剛のインタビュー動画も公開されました。
本作は、妻を亡くし、幼い息子を男手一つで育てるシングルファーザーで、遺品整理人の鳥飼樹(とりがい・いつき)が、遺品整理会社の仲間たちと共に、ときに孤独死した方の特殊清掃や遺品整理から、依頼主と直接向き合う生前整理まで、さまざまな事情を抱えた家族に寄り添っていく、心温まるヒューマンドラマ。遺品に隠された真実を知った登場人物たちは、思わず心を揺さぶられる。また、感動的な人間ドラマの裏では、せつない大人の恋も描かれ、先の展開が気になるオリジナルストーリーとなっています。
草が演じる鳥飼樹は、遺品から汲み取った故人の想いを遺族に伝える遺品整理人。商社マンとして忙しく働いていた5年前に妻を亡くした後、“遺品整理人”となり、小学一年生の息子・陸(永瀬矢紘)を育てながら、遺品整理会社「Heaven’s messenger」の仲間たちと共に、さまざまな事情で家族を亡くした遺族に寄り添う日々を送っています。ある日、余命3カ月を宣告された鮎川こはる(風吹ジュン)が樹に、生前整理を依頼。未婚の母である彼女は、「誰の世話にもならず、自分の仕事を全うし、娘に最期の生き様を見せたい」と願っています。樹は、その母の想いに応えようと心を砕くうち、絵本作家である娘の御厨真琴(中村ゆり)とも頻繁に顔を合わせるようになっていきます。そして、いつしかふたりは、互いに惹かれあうようになります。しかし、彼女には夫(要潤)が。それも手広く事業を展開する大企業・御厨(みくりや)ホールディングスの後継者で……。
草剛は、映画『ミッドナイトスワン』で第44回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞し、昨年5月に公開された映画『
碁盤斬り 』では、第48回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞。『碁盤斬り』は、先月、イタリアの映画祭「RED LINE INTERNATIONAL FILM FESTIVALで最優秀長編作品賞も受賞したほか、ヨーロッパ最大のアジア映画祭「ウディネ・ファーイースト映画祭」でブラック・ドラゴン賞も受賞し、フランスでは220スクリーンで上映されるなど、海外でも高い評価を獲得しています。また、今年配信されたNetflix映画『新幹線大爆破』も大ヒットしており、草は今なお第一線で活躍を続けるトップランナーと言えます。
そんな草と民放連ドラ、特にカンテレドラマとの縁は深く、古くは、約30年前の『
いいひと。 』(1997)に始まり、今作でカンテレ連続ドラマは9作目、単発も含めると、10作目の主演となる。今作は、“僕シリーズ”や“戦争シリーズ”に携わったスタッフが集結し、“再び草氏と新たな作品を”という熱量でスタート。スタッフを、そして多くの視聴者を魅了してきた草が、新たに挑戦するのは“遺品整理人”。また、夫のいる女性に惹かれていくという、これまでの真面目で誠実な“草”イメージを覆す、“倫理観を問われかねない”役であり、どこか懐かしさ漂うメロドラマが描かれます。
脚本は、昨年「東京ドラマアウォード」の作品賞(単発ドラマ部門)グランプリを受賞したNHKドラマ『
デフ・ヴォイス〜法廷の手話通訳士 』の脚本を務めた
高橋美幸 。本作で、草は主演男優賞を受賞しており、高橋×草のコンビが、ふたたび、ドラマとして新鮮なテーマを扱い、人生とは、家族とは、愛とは何かを繊細に紡ぎ出していきます。
超高齢化・無縁社会へと向かっている日本。警視庁が集計したデータによると2024年、一人暮らしの自宅で亡くなった、いわゆる「孤独死」に該当する人は7万6,020人。うち4分の3を超える、76.4%が65歳以上の高齢者と言います。また、死亡推定時点から発見まで「1カ月以上」かかったケースも、7.8%を占めている現状です。本ドラマでは、主人公・樹たちがいろいろな事情を抱えた依頼人と関わっていき、“遺品整理”を通じて、残された人々が生きる意味や、未来への希望を見つけていく過程が丁寧に、またドラマティックに描かれていくのが大きな見どころ。そして、優しさと人間味に溢れた演技に定評のある草が、“せつない大人の恋”を、どう捉え、どう表現するのか。草剛の新ドラマに、期待が高まります。
[レギュラーキャスト] 御厨真琴 みくりや・まこと(38)/中村ゆり 手広く事業を展開する御厨(みくりや)ホールディングス次期社長・御厨利人(要潤)の妻。最近、絵本作家としてデビューしたばかり。母一人娘一人の貧しい家庭に育つ。大学時代の親友・御厨彩芽(月城かなと)との縁で、裕福な御厨家に嫁ぐも、御厨家の価値観に馴染めず戸惑う。多忙な夫とは心通わず、後継ぎと期待される子供にも恵まれず、居場所のない中、誠実で優しい樹に心救われ、既婚の身でありながら、いつしか強く惹かれていく――。 久米ゆずは くめ・ゆずは(24)/八木莉可子 『Heaven’s messenger』の新人遺品整理人。人とのコミュニケーションが苦手で、パーカーを目深に被って殻に閉じこもる陰なキャラクター。嗅覚障害のため、ゴミ屋敷や孤独死現場も新人ながら即戦力として活躍する。 矢作海斗 やはぎ・かいと(28)/塩野瑛久 『Heaven’s messenger』の遺品整理人。他社含めて現場歴10年のベテラン社員。経験豊富で現場慣れしている。会社のムードメーカーで涙もろい人情家だが、ここぞという時は男気を発揮する。 神部清香 かんべ・きよか(36)/長井短 『Heaven’s messenger』のパート社員。アイドルグループの中に推しがいることから、ネットで推しに関しての情報を収集し、細かく分析する事を趣味としている。何事にも囚われない自由人。 高橋碧 たかはし・あお(19)/小澤竜心 『Heaven’s messenger』の遺品整理人。ある理由で、鑑別所を出たばかりで、保護観察中。 外山大河 そとやま・たいが(25)/石山順征 御厨利人(要潤)の秘書。入社3年目で専務秘書になるなど、優秀で御厨家にその能力を買われている。 鳥飼陸 とりがい・りく(6)/永瀬矢紘 樹(草剛)の一人息子。小学一年生。父親に似て不器用だが、素直で優しい少年。 御厨利人 みくりや・りひと(43)/要潤 御厨ホールディングスの専務。御厨真琴(中村ゆり)の夫。大企業・御厨ホールディングスの長男として、幼い頃から父・御厨剛太郎(村上弘明)から帝王学を学び、常に特別扱いされて育つ。 森山静音 もりやま・しずね(42)/国仲涼子 出版社勤務。御厨真琴(中村ゆり)の担当編集者。絵本作家である真琴の作品に魅力を感じている。 波多野祐輔 はたの・ゆうすけ(39)/古川雄大 フリーライターとして、御厨ホールディングスを嗅ぎまわる一方、自殺した息子の件で『Heaven’s messenger』磯部に接触を試みるなど、不審な行動をとる。 御厨彩芽 みくりや・あやめ(38)/月城かなと 御厨家の長女。御厨ホールディングスの広報全般を取り仕切る、やり手の広報部長。真琴の大学時代からの親友。御厨家の中では、唯一真琴が信頼し、頼りにしている存在。 磯部美佐江 いそべ・みさえ(65)/大島蓉子 磯部豊春(中村雅俊)の妻。『Heaven’s messenger』の経理担当。社員たちを息子や娘、樹の息子・陸は孫のように思って、愛情深く見守っている。 御厨富美子 みくりや・ふみこ(67)/小柳ルミ子 御厨ホールディングスの社長夫人。利人(要潤)と彩芽(月城かなと)の母親。人を傷つけるワードセンスに関しては、天才的な能力を持つ。 御厨剛太郎 みくりや・こうたろう(69)/村上弘明 御厨ホールディングス社長。典型的な権力主義者で男尊女卑のパワハラ体質。息子の利人に独善的な帝王学を施し、自分のやり方を踏襲するよう求めている。 磯部豊春 いそべ・とよはる(68)/中村雅俊 遺品整理会社『Heaven’s messenger』の社長。10年前に一人息子の文哉(享年29)を自殺で亡くす。一人暮らしだった文哉の部屋には、遺品は残されておらず、その痛みから遺品整理会社を設立した。 鮎川こはる あゆかわ・こはる(65)/風吹ジュン 真琴(中村ゆり)の母親。清掃会社に勤める清掃員。膵臓癌で余命3カ月の宣告を受け『Heaven’s messenger』に生前整理を依頼する。未婚で真琴を産み、清掃の仕事やパートを掛け持ちしながら、なりふり構わず働いて真琴を育ててきた。 [コメント] 人は大切だからこそ、言えない気持ちや裏腹な行動をしてしまう、そんな見えない想いに優しく寄り添う脚本に、心動かされています。何が正しく正解はわからなくても、不器用にもがきながら、それでも懸命に生き直そうとするこの役を、自分が担えている感謝と幸福を噛み締めながら、撮影をしております。愛や家族、生死、成長、たくさんのテーマが詰まったドラマです。期待してください。 ――中村ゆり 久米ゆずは役を演じさせていただきます、八木莉可子です。 素直に感情を表す一方で、すぐに心を閉ざしてしまう――そんな繊細で二面性のあるゆずはを丁寧に演じられたらと思います。彼女と共に、私自身も成長できるよう頑張ります。 ――八木莉可子 草さん演じる鳥飼樹の同僚であり先輩でもある矢作海斗という人物を演じます。今まであまり演じたことのない真っすぐな役です。命と向き合い、御遺族さまの心と向き合う“遺品整理人”という職業にフォーカスを当てたこの作品が多くの人の目に留まり、身近な人や自分自身のことを改めて考えるきっかけになったらいいなと思います。 繊細に温かく描かれたこの台本をギュッと握り締め、人の想いを取りこぼさぬようしっかりと拾い集めていこうと思います。 ――塩野瑛久 初めましてとお久しぶりの楽しみが詰まった現場が待ち遠しい気持ちで、台本を読んでいます。尊敬する俳優さんたちと共にお芝居をできる機会に感謝です。見た後ほんの少し、見知らぬ誰かに優しくなれるような作品になりますように!あと撮影終わりにみんなで乾杯できるようなご機嫌な座組になりますように! ――長井短 草剛さん主演の連続ドラマに初出演、とてもワクワクしています。遺品整理会社の社員「高橋碧」という役を通して、自分自身成長できるよう、周りの出演者の皆さん・スタッフのお力をお借りして頑張ります。 ――小澤竜心 人はそれぞれ違う環境で、異なる人生を歩んでいて、自分の中の信念をもって生きている。このドラマは、そんな人たちのぶつかり合いや葛藤を描いている物語だと思います。物語をさらに魅力的にできるように、利人の秘書・外山としてドラマの中ではミステリアスに生きていきたいです。 ――石山順征 最終オーディションの結果がわかったとき、『決定です』って言ってもらえて、とってもうれしかったです。最初は緊張してたけど、草さんが、今では仲の良いお友達くらいお話ししてくださって、楽しいです。1話から最終話まで全部見てもらえるとうれしいです。よろしくお願いします! ――永瀬矢紘 また久しぶりに草さんとご一緒出来る事がとても幸せです。草さんの現場はとても穏やかで笑い声も聞こえてきますが、お芝居になるとピリッと引き締まる、緊張感のある現場です。今回の主のテーマとなる遺品整理は現代社会において避けては通れない問題提起の1つになっています。社会の進歩と改善を考えつつドラマも楽しんでいただけるよう臨みたいと思います。 ――要潤 草さんとのドラマは8年ぶりで、とても素敵な空気感に包まれる作品になると確信しています。私が演じる森山静音は御厨真琴さんの絵本の担当編集者ですが、今後の展開で御厨家とどの様な関係があるのか、要所要所で担当編集者ではない顔が少しずつ出てくるところが見所の一つかと思います。 ――国仲涼子 今作に出演させていただくにあたり、台本を読み進める中で、口下手な自分だからこそ、日々の感謝や想いをもっと言葉にしていきたいそんな気持ちが芽生えました。伝えきれなかった想いが、遺品整理人によってそっと形になっていく。儚くも温かい物語でありながら、サスペンスの要素も内包した、非常に見応えのある脚本に深く心を動かされました。私が演じる波多野は、真実を追い続けるフリーのジャーナリストです。一見、どこか掴みどころのない存在ではありますが、自身の“正義”を信じ、時に危ういほど一直線に進んでいきます。草剛さん演じる鳥飼たちとどう関わっていくのか、波多野が敵なのか味方なのか。物語が進むにつれ、その輪郭が少しずつ明かされていきます。ぜひ注目してご覧いただけたら嬉しいです。遺品整理人という題材の持つ奥深さ、そして数々の作品で拝見してきた草剛さんとご一緒できるという贅沢な機会に、心から感謝しています。この作品に必要とされている役割をしっかり果たせるよう、真摯に取り組んでまいります。 ――古川雄大 初めて草さんとご一緒できること、そして素晴らしい出演者の皆様とお芝居ができること、とても幸せに思います。個性豊かな御厨家の中で、彩芽の抱える思いを繊細に、時に大胆に表現できたらと思っています。 ――月城かなと 台本を読んで、ボロボロと涙が流れました。自分の身近にいる大切な人に、想いを馳せる、そういった大切な機会をいただいた気分でした。草さんは、主演で大変なはずなのに、いつも自ら声を出して、周りを鼓舞してくださいます。そういった姿を見て、草さん、頼もしいなって思います。このドラマは、見てくださる方の“大事な人を想う”その気持ちに寄り添えるようなドラマです。ぜひご覧ください。 ――大島蓉子 今年、デビュー55周年を迎え、歌手としては勿論の事、お芝居も大好きな私に素敵な作品のオファーを頂き、大変嬉しく思っています。御厨富美子役を演じさせていただきますが、只厳しいだけの姑ではなく、何故厳しいのか…人間味や優しさ、家族への深い愛情、正直に生きる女性を演じられたらと思っています。そして、草さんともかなり『お久しぶりね』にお会い出来る事も楽しみです。高齢化社会の現代に一石を投じるテーマを描く『終幕のロンド』、皆様是非ご覧下さい。 ――小柳ルミ子 ややもすると社会では弱者として淘汰されかねない者に眼差しを向け、闇の中から一筋の灯を見つけようとする。 良心に訴えかける物語です。私が演じる御厨ホールディングス総師、御厨剛太郎は激動の社会を掻い潜ってきた進化論信奉者。サスペンスとロマンス、宿命の中を揺蕩いながらどの様な着地点を選ぶのか。乞うご期待。 ――村上弘明 久しぶりに若者たちと一緒に仕事をして、良い感じで燃えています。何しろ先日まで、おじさん達と仕事をしていたものですから。環境の違いに驚きながらも、良い緊張感を味わっています。 ――中村雅俊 草さんが主演をされるとお聞きし、私自身がまず、見てみたいと思いましたので、絶対オファーを受けようと決めました。私が演じる“こはる”は、高齢ではありますが、しっかりとお仕事と向き合っている方です。また、中村ゆりさん演じる娘と親子で真剣に対峙する場面は、役者としても楽しみにしています。とても愛情深くお互いを想っているのに、顔を合わせるとつい、ケンカをしてしまう…そういった母と娘の関係性は、現実でも意外とよくあることで、私自身微笑ましく思えますし、皆様にも共感してもらえるのではないかなと思います。草さんを中心に、とてもいいチームワークで撮影ができていますので、その自然な空気がそのまま、テレビを通して皆様に伝わることを願っています。 ――風吹ジュン 膨大な取材に基づいて執筆していただいた高橋美幸さんの脚本は、登場人物のキャラクターが魅力的で、とても胸を打つストーリーになっています。草剛さんはじめ、素晴らしいキャスト陣に生き生きと演じていただき、きっと視聴者の皆様の心を揺さぶるドラマになると思います。人生という舞台の幕が降りる「終幕」。この世の中に“絶対なこと”はないと思いますが、この「終幕」は誰もが迎える“絶対なこと”です。いつか訪れる“その時”を意識するからこそ、私たちは今をどう生きるか?大切な人にどう接するか?そんなことを考えるきっかけになればと思います。そして、このドラマでは切ない大人の恋も描かれます。サブタイにある「もう二度と、会えないあなたに」はこの登場人物たちの未来を指し示す思いも込めています。どういう結末を迎えるのか、ぜひ、最後までご覧下さい。 ――プロデューサー 河西秀幸 VIDEO