バブル・コアのオーナー、クラムボンの2002年作『id』（傑作！）のプロデューサー、ムームのツアー・ドラマーetc...と、今日も大忙しなアダム・ピアース。その彼が率いるマイス・パレードが、ニューアルバム『オブリガード・サウダーヂ』（PCD-23425 \2,300（税抜））を9月10日にリリースすることになりました！

　元々は“ディラン・グループのアダム・ピースのソロ・プロジェクト”というカタチでスタートしたものの、ディラン・グループの活動休止もあり、いつしかフル・バンドによるアダムのメイン・プロジェクトとなったマイス・パレード。今作では、ACOのプロデュースも手掛けたアイスランドのエレクトロニカ・ユニット“ムーム”のクリスティーン・ヴァルティースドッティがオープニング・トラックでそのラヴリーな歌声を披露するなど、ただでさえ綺麗な音世界にさらなる磨きがかかってる模様です。2001年の『モクーンディ』、2002年の企画盤『オール・ローズ・リード・トゥ・ザルツブルグ』（写真）などで聴かせてくれた、ポスト・ロック、ジャズ、エレクトロニカ、ダブ･･･と列挙しきれないぐらいのスタイルを消化＆昇華したサウンドは、もはや“マイス・パレード”という形容以外では説明のつかないもの。今作もやってくれるに違いありません！

　ちなみに。前述のクリスティーン・ヴァルティースドッティは、ベル＆セバスチャン『わたしのなかの悪魔』のジャケにいる女の子の片方だったりします。余談ですけど。