東京都国立市を拠点とする4ピース・バンド、
モアリズムが、ジョニーウォーカーによる映像体験プロジェクト「KEEP WALKING THEATRE(キープ・ウォーキング・シアター)」(
keepwalking.jp)の中で、
西川美和監督の映像作品へ楽曲提供を行なっています。
『ゆれる』『ディア・ドクター』などの作品で知られる西川監督が今回メガホンを取ったのは、落語界の大御所・
桂三枝に密着したドキュメンタリー作品。今年芸歴46年を迎えた彼へのロング・インタビューや舞台裏での撮影を敢行し、テレビでは決して見せたことのない桂三枝の素顔に迫りながら、「KEEP WALKING THEATRE」プロジェクトのテーマでもある“歩き続けていくこと”に焦点を絞ったストーリーに仕上がっています。
作品の中で桂三枝は「落語家は幾つになっても高座に出続けないといけない」と語り、「歩き続けるのがやっかい」だと冗談交じりに漏らす。しかし彼はよほどのことがない限りこの先も歩くことを止めないだろう。それは舞台に出た彼の清々しく晴れやかな様子を見ればわかること――。
15分ほどのショート・ムービーながら、観る者に深く静かな感動を与えてくれるこの作品に、スモーキーな渋さというスパイスを与えているのが、モアリズムが担当している音楽。この作品のために録りおろされたという太いベースラインが心地良いブルースは、古き良き時代のモノクロ映画を観ているような味わいを感じさせてくれます。
メンバーのナカムラ(vo、g)、ピストン川原(ds)は、モアリズムの前身バンドである
カリフラワーズでも多くの西川監督作品の音楽を担当しており、今回の作品に提供した音楽も、ルーツ系ブラック・ミュージックをこよなく愛する彼らの真骨頂ともいえる仕上がりに。なお、西川監督の最新劇場公開作品『夢売るふたり』(主演:
松たか子、
阿部サダヲ、2012年9月公開予定)でも、モアリズムは音楽を担当しています!
「KEEP WALKING THEATRE」は、6人のクリエイターがそれぞれのユニークな発想でオリジナルの短編映画を製作するプロジェクト。今回発表された西川監督作品はそのシリーズ最新にして最後を飾る作品。ムービーの全貌は「KEEP WALKING THEATRE」のスペシャル・サイトで確認できるので、最新作を楽しんでから、すでに発表されている実力派監督たちの作品も鑑賞してみましょう!