男女ツイン・スクリーム・ラウド・ロック・バンドのヴォーカルとして活動していたMEG、CVLTEやPaledusk、PassCodeなどのマーチャンダイジングやバンドロゴ等を手掛けるデザイナー兼イラストレーターのKenyaの2人からなる新進気鋭のオルタナ・ユニット、POOLが11月9日（水）に1st EP『Non Faketion』（読: ノンフェイクション）をデジタル・リリース。本作はHIP LAND MUSICによるデジタルディストリビューション＆プロモーションサービス「FRIENDSHIP.」がデジタル・リリースをサポートしています。

　Daichi（g）が卒業した後の新体制後初のリリースとなる今作は、相反するものが共存する世界を描いたコンセプトEPとなり、タイトルの語源はFake（=偽の）とFiction（=虚構）を組み合わせた造語となっていて、人々のすれ違いや切なさを表現しつつも前向きで明るいエレクトロサウンドを中心とした楽曲で構成されます。2曲目の「Deep Dive」は、タイトル通り勢いよく底（=過去）に落ちていくイメージを想起させ、サウンドは断片的な記憶を繋ぎ合わせるようなセクションの分け方をしています。加えて、POOLとして初のバラード曲「Moonbeams」も必聴です。この曲ではサウンドも初めての試みとしてストリングスを入れるなど新たなチャレンジとなった楽曲であり、続いて行く愛情をテーマとした歌詞になっていて、現在から過去を振り返り、切ないながらも着実に前に進んで行く様子を描いた歌詞にも注目です。

　また、Multi StationのMVが、11月9日（水）20;00に公開することも決定。撮影は静岡県浜松市にある中田島砂丘を中心に行われ、早朝の日差し、そして沈んでいく太陽に向かって映し出される2人の荘厳さ、さらにドローンも活用した壮大なMVとなっています。切なくも明るく、前向きな、そして壮大な作品となったMVを是非ご覧ください。

　加えて、11月20（日）にはEPのリリースを記念したリリース・イベントを東京・表参道WALL&WALLにて開催することが決定。ゲストアーティストにはシンガー・ソングライターのa子、そしてエレクトロ・バンド“gato”の出演が決まっています。エレクトロという要素で繋がるこの3アーティストがWALL&WALLで鳴らす音楽を是非楽しんでください。

［コメント］
EP『Non-Faketion』について
出会いと別れをコンセプトに、「現実」と「起きなかった未来」という、相反する出来事を共存させた作品です。
「起きなかった未来」という心の底から湧いてくる感情が、時間や現実、物理という原則を曲げ、現実を圧倒する世界を表現しました。
――Kenya（Sy. / Ba.）

EP『Non-Faketion』について
メンバーのDaichiがPOOLを卒業するにあたってPOOLとの出会い、別れ、そしてこれからの未来をこのタイミングで一度作品に落とし込みたいという思いでできたEPになってます。
POOLの新たな一歩として切ない感情を消化させつつ、希望を見出すような作品です。
――MEG（Vo.）