松原みきがTVK『Fighting 80’s』で披露した「真夜中のドア〜stay with me」「そうして私が」「HELLO TODAY」のライヴ映像が、松原みき公式YouTubeチャンネルにて公開されています。
『Fighting 80’s』は、1980年4月に放送がスタートし、司会を
宇崎竜童が務め、デビュー間もない
佐野元春がオープニングアクトとしてレギュラーで出演し、蒲田の電子工学院(現: 日本工学院)にてライヴ収録を行っていた伝説の番組。
テレビ番組のアーカイブ映像をアーティストの公式チャンネルで配信することは、アメリカでは珍しくありませんが、日本では非常にまれなこと。今回、特筆すべきは、TVKと松原みきサイドの取り組みにおいて、元来のアーカイブ映像使用の枠組みを外した形で合意したことにあり、アーティストとテレビ局の連携による新たなアーカイブ映像活用の一歩となりそうです。
今回公開された3曲とも、松原みきと当時のバックバンド・カステラムーン演奏によるライヴ映像であり、当時のテレビ番組において本物のライヴを収録しオンエアするという、TVKという放送局ならではの非常に貴重な映像となっています。
カステラムーンは、佐野元春をして「日本のミュージックシーンを振り返ると必ずこの男がいた」と言わしめたギタリストでありプロデューサー、そして自身がソロ・アーティストとしても活躍する
伊藤銀次をリーダーに結成されたバンド。今回のライヴに参加しているキーボード
板倉雅一とベース岡嶋善文は、当時、
浜田省吾&
THE FUSEのメンバーとして活躍、サックスのエリック笠原は後に
竜童組で活躍したプレイヤー。トップクラスのミュージシャンの演奏に支えられた松原みきのパフォーマンスは必見です。