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つばきファクトリー、河口湖ステラシアターにて2度目の野外ライヴ開催 夏祭りをイメージした演出で新曲も初披露

つばきファクトリー   2023/08/25 12:59掲載
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つばきファクトリー、河口湖ステラシアターにて2度目の野外ライヴ開催 夏祭りをイメージした演出で新曲も初披露
 今年で25周年を迎える、ハロー!プロジェクトに所属するつばきファクトリーが、野外ワンマン・ライヴ〈つばきファクトリーの夏祭り 2023 〜灼熱〜〉を8月24日に山梨・河口湖ステラシアターにて開催しました。

 2公演で約4,000人を動員した本公演。昨年に続き、2度目の開催となった1日だけのスペシャルな“灼熱”ライヴが、今年はさらにパワーアップ。メンバーたちがアイデアを出し合いイベントを作り上げていくコンセプトのもと、楽曲、衣装、ユニット構成、演出などを自分たちで企画。その内容は昨年と同様、彼女たちがYouTubeにアップした“作戦会議”という全11回の動画を通じ、公演までの歩みが余すところなくファンに届けられてきました。

 公演日当日には沿線の富士急行線でコラボトレイン“つばきファクトリー灼熱号”が運行されたほか、記念乗車券の販売、河口湖駅の到着アナウンスをつばきファクトリーメンバーが担当するなど、地域を巻き込んでの盛り上がりをみせました。また、ライヴでは9月27日(水)にリリースされる11thシングル「勇気 It's my Life! / 妄想だけならフリーダム / でも...いいよ」から、「勇気 It's my Life!」と「妄想だけならフリーダム」の2曲を初披露。お祭り感満載の特別なステージとなりました。

 なお、先日のツアーで秋ツアーのファイナルが11月6日(月)の東京・日本武道館公演となることが発表されましたが、グループとして3度目となる日本武道館に向け、さらなる進化を遂げていくつばきファクトリーに今後も目が離せません。

[ライヴ・レポート]
 祭ばやしが鳴り、夏を意識して櫓が設営されたステージ。開演前からファンの期待値が上がるなか、1曲目は今回の公演にぴったりな「アイドル天職音頭」でスタートする。谷本安美、小野瑞歩、秋山眞緒、八木栞の4人が、初挑戦となる和太鼓のパフォーマンスを披露すれば、残りのメンバーは客席に降臨!はっぴ姿で登場したメンバーの衣装をはじめ、上記の作戦会議でも語られていた演出の連続に、会場のボルテージも冒頭からお祭りムードに突入する。

 パフォーマンス後、リーダーの山岸理子が「つばきファクトリーの夏祭り 2023 灼熱にようこそ!」と挨拶。和太鼓を担当した4人は手にテーピングを巻きながら練習を重ねてきたそうで、谷本安美が「腕が(パンパンで)結構きてる」と語れば、小野瑞歩も「本番で力が入っちゃって、やる気に満ち溢れた。いつもの10倍くらいの力でやってたんじゃないかなって」とコメント。太鼓チームの努力を知っていた他のメンバーからは「カッコ良かった!」と称賛の声が上がっていた。

 ここからは、昨年の灼熱ライブでも好評だったシャッフルユニットによるハロプロ夏曲カバーのコーナーへ。トップバッターは2年連続となる福田真琳。力強い歌声と得意の表現力で「Come with me」(こぶしファクトリー)をソロで歌い上げ、自身の世界へファンを惹き込む。続いて小野田紗栞と河西結心による「ソラシド〜ねえねえ〜」(Buono!)、山岸理子と豫風瑠乃の「都会っ子 純情」(°C-ute)と一気にたたみかけ、冒頭のセリフパートでは、ファンから大きな歓声が上がっていた。

 一旦全員編成に戻り、「夏わかめ」(Berryz工房)、「忘れたくない夏」(°C-ute)を披露したのち、デビュー当初に切磋琢磨してきたグループ、こぶしファクトリーの楽曲「サンバ!こぶしジャネイロ」を、つばき流にアレンジした「サンバ!つばきジャネイロ」を歌い上げる。同曲では、メンバーがステージから降りて再び客席へ降臨。マラカスやサンバホイッスルが鳴り響く中、メンバーからファンへ向けた水鉄砲による散水タイムと、夏だからこそのお祭り騒ぎに。ファンはもちろん、メンバーたちの笑顔も絶えない時間となった。

 2回目のMCタイム時には開演直前から降り出した雨が止み、メンバーも「(ファンの)みんなのおかげ!」とニッコリ。その後、MCを挟み夏曲カバーの後半戦へ。小野瑞歩と秋山眞緒による「明日テンキになあれ」(こぶしファクトリー)では、本家顔負けのスタンドマイクによるパワフルな歌唱を披露。新沼希空と八木栞はBuono!の「夏ダカラ!」をしっとりと歌い、谷本安美はソロでスマイレージの「スキちゃん」を元気いっぱいにカバー。同曲の定番であるコール部分では「あんみぃがスキちゃん!」とファンからの声援を独り占めしてしまう。

 ここからは全員がステージに登壇。10人でモーニング娘。の「ふるさと」を、それぞれの想いをのせて歌唱していく。大阪出身の最年少メンバー豫風瑠乃が「東京で一人暮らしたら母さんの優しさ心にしみた」と冒頭のパート歌えば、卒業を控えた山岸理子が「楽しい日があった」、18歳の福田真琳が「お化粧するの おぼえたわ」と歌うなど、ファン視点のエモい歌割りがオーディエンスを惹き込んでいく。

 続く楽曲「サマー・チャレンジャー」では、イントロやサビの振り付けで会場全体のカラフルなサイリウムが左右に揺れ一体感に包まれる。また、シャボンマシーンから発射されたシャボン玉が会場を舞うなど、お祭りムードはまだまだ終わらない。そして、この勢いのまま新曲「勇気 It's my Life!」をファンの前で初披露となった。

 パフォーマンス後、会場に「新曲を初披露しました〜!いかがでしたか〜?」と問いかけると鳴り止まない大きな拍手が。すると、八木栞から「今日の20時に『勇気 It’s my Life!』のミュージックビデオを公開します。是非チェックして下さいね〜!」と発表され、会場からは再び拍手が起こっていた。

 ここでファンからの期待が高まるのは、まだ全貌が見えない残りの新曲だ。特に「妄想だけならフリーダム」は、公式TikTokでイントロ部分のダンスが公開されており、パジャマや制服、ジャージで踊るメンバーの姿が発売前から話題となっている。そんなファンの心理を悟って(!?)か、豫風瑠乃が「つばきファクトリーのTikTokもチェックしてくれてますか〜?毎日挙がっている映像気になりますよね?」と会場を煽り、「妄想だけならフリーダム」も初披露となった。

 ラストはつばきファクトリーのライブといえばの、アップチューン楽曲のオンパレード。「断捨ISM」「アドレナリン・ダメ」「ナインティーンの蜃気楼」「今夜だけ浮かれたかった」と一気に突っ走る。「断捨ISM」では山岸理子と秋山眞緒が、ファンからの応援メッセージが書かれた旗を振るパフォーマンス。これはファンと一緒に作り上げる演出がしたいというメンバーたちの想いから生まれたといい、旗に書かれたメッセージは当日会場に訪れたファンがそれぞれの想いを書き込んだものだ。続く「ナインティーンの蜃気楼」では谷本安美がサインボールをバズーカーで発射。お祭りムードが続くなか、本編は終了となった。

 アンコールは浴衣姿で登場し、昨年の本公演のために描き下ろされた「君と僕の絆」を披露。そして、メンバーがファンへ向けた感謝の気持ちとイベントの感想を述べていく。豫風瑠乃は「今回は水鉄砲や客席への降臨とか、初めてのことがたくさんあって、出る前は緊張していました。でも、みんなと顔を見合わせたら、緊張がほどけて熱い夏祭りになりました!」、福田真琳は「今回は初めて挑戦することもたくさんありました。新しい経験だったり、たくさん成長させていただけるのは、こんなに集まってくださる皆さんのおかげです」とファンへの感謝を口にする。

 八木栞はライブ途中で雨が止んだことに触れ「始まる前は雨が降っていたのに、皆さんのおかげで晴れて、(開閉式の)天井を開けることができました。野外ライブバージョンの八木栞もしっかり見ていただけたらなと思います!」、山梨県出身で今回が凱旋公演となった河西結心も、ライブの途中で晴れたことに言及。「今日から皆さんは、晴れ男・晴れ女を名乗ってください!それくらい本当に天気が良くなった。天気がいい中でコンサートができて嬉しい気持ちでいっぱいです」と笑顔をみせる。

 秋山眞緒は「ファンの皆さんが本当に楽しそうで、見る度に心がギュッてなって幸せでした。つばきファクトリーは本当に個性豊かな素敵なメンバーがいますので、これからも自信を持って頑張っていきたいなと改めて感じました」、小野田紗栞は2年連続となるお祭りの開催に触れ「こんなにたくさんの方が来てくださるからこそ、今年も(ライブが)できたのかなって思います。みんなで一緒に作っていくお祭りライブは、すごく大好き。これからも皆さんと一緒に楽しんでいけたらなと思います」、小野瑞歩は「一人一人の顔が、本当によく見えるライブになりました!」とコメント。

 スマイレージの「スキちゃん」をソロでパフォーマンスした谷本安美は、本来一緒に歌う予定だった岸本ゆめの(今回は療養中のため不参加)に触れ、「スキちゃんスキちゃんゆめのがスキちゃん」のコール&レスポンスもやりたかったと告白。そしてファンに提案する形で、「スキちゃん」のコール&レスポンスを岸本バージョンで大合唱。新沼希空は「こうやって皆さんと一緒に作るライブが本当に素敵だし、これからもこういったライブが増えていったらいいなって思いました」、そして今秋でグループからの卒業を発表しているリーダーの山岸理子は「たくさんのファンの方とアイコンタクトをしました。ここから見る景色、最高だなって。私はつばきと一緒に過ごす、最後の夏です。けど、この景色は一生忘れないなと思いました。皆さん本当にありがとうございました」と締めくくった。

 公演の締めくくりは「ハッピークラッカー」。昼公演ではメンバー全員によるサインボールバズーカーが、夜公演の終わりでは花火が打ち出され、ファンとメンバーの最高にハッピーな夏の思い出が締めくくられた。

 1年前にグループ初の野外ワンマンライブとして、同じ会場で行われた灼熱の夏祭り。その後もホールツアーをはじめとするワンマンツアーを成功させ、今夏も数々の夏フェスなどに出演するなど、さまざまな経験を経てパワーアップした彼女たち。ライブでは昨年以上のパフォーマンを魅せてくれ、彼女たちの確かな実力を感じずにはいられないライブとなった。


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〈つばきファクトリーの夏祭り 2023 〜灼熱〜〉
2023年8月24日(木)
山梨 河口湖ステラシアター

[セットリスト]
01. アイドル天職音頭
02. Come with me(こぶしファクトリー曲)/福田真琳
03. ソラシド〜ねえねえ〜(Buono!曲)/小野田紗栞×河西結心
04. 都会っ子 純情(°C-ute曲)/山岸理子×豫風瑠乃
05. 夏わかめ(Berryz工房曲)
06. 忘れたくない夏(°C-ute曲)
07. サンバ!つばきジャネイロ
08. 明日テンキになあれ(こぶしファクトリー曲)/小野瑞歩×秋山眞緒
09. 夏ダカラ!(Buono!曲)/新沼希空×八木栞
10. スキちゃん(スマイレージ曲)/谷本安美
11. ふるさと(モーニング娘。曲)
12. サマー・チャレンジャー
13. 勇気 It's my Life!(新曲)
14. 妄想だけならフリーダム(新曲)
15. 断捨 ISM
16. アドレナリン・ダメ
17. ナインティーンの蜃気楼
18. 今夜だけ浮かれたかった

EN-01. 君と僕の絆
EN-02. ハッピークラッカー
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