ルーレット(ROULETTE)が、新作フル・アルバム『
Go!』を7月25日(金)にリリース。
北欧スウェーデン――この美しい国は、世界に数多くの優れたメロディック・ロック / AORバンドを送り出してきました。その中でもルーレットは、知る人ぞ知る存在として長年にわたりコアなファンから熱い支持を受けてきたバンドです。
バンドが結成されたのは1985年。彼らは
トリートや
ヨーロッパ、
エイリアンらと同時代に活動しながらも、メジャーなブレイクには至らず、限られた音源とライヴ活動でカルト的な人気を築きました。そのサウンドは、北欧らしい叙情性とともに、アメリカンなAOR / ハードポップの洗練を融合させたもの。分厚いコーラスワーク、美しいキーボード・アレンジ、そして心を揺さぶるメロディ・ライン――彼らの楽曲には、80年代メロディック・ロックの魅力が凝縮されています。
しかし、時代の波に埋もれ、バンドは90年代以降長らく沈黙。その間にも未発表曲やデモ音源が一部のコレクターズ・シーンで語り継がれ、熱狂的なファンたちは再結成を待ち続けていました。そして2010年代後半、ついにバンドは完全復活を果たします。2019年のアルバム『
Now!』で放った鮮烈なカムバックは、オールド・ファンのみならず、新たな世代のメロディック・ロック・リスナーをも魅了しました。
2025年、ルーレットはさらなる進化を遂げた新作『Go!』を携えてシーンに帰ってきました。今作は、ノスタルジーに頼ることなく、彼らの本質である“楽曲の強さ”を改めて提示する一枚。洗練されたプロダクションとともに、リスナーの胸を打つ情熱的なメロディ、クールなグルーヴが全編を貫き、パワフルなAOR / メロディック・ロック・アルバムに仕上がっています。
ルーレットはもはや“過去のバンド”ではありません。今、この時代にこそ響く、現在進行形のメロディック・ロック・バンドなのです。
「僕たちの音楽はThin Lizzy, Def Leppard, Bryan Adams, Van Halenといったルーツに繋がっているのさ」とベーシストのハンジ・フェルブリンクは語っています。